月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

2017年春期

相伝学舎では高1の春から大学受験にむけて頑張りたい、という熱い思いの生徒の入塾を歓迎します。高校受験が終わったばかりで大学受験は想像もつかないという人が多いと思いますが、公立中学生が高校受験を頑張っている間、全国の中高一貫の生徒はすでに高1の数学を終えて、高1の時点で高2の数学に取りかかっているというのが現実です。公立高校に進学している時点で、実は1年分周回遅れです。また、今年度の新高1は、入試制度の変わり目最後の年となるため「浪人したくない」という気持ちから早期に勉強を開始する生徒の割合が増えるはずです。高1から頑張っておかないと、結構やばいと思います。

 

2017年春の入塾の流れ
・電話(052-750-7728, 13:00〜22:00)で面談の予約を入れて下さい。授業中は電話に出ません。
・個別に、塾のシステムや月謝をお伝えする説明会を実施します。
・春期講習受講後、入塾するかどうかご判断ください。

春期講習の受講受付は終了しました。今後の入塾タイミングは春期講習終了後になります。希望者は4月3日19時〜22時で面談を実施しますので予約してください。

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学年:新高1
科目:英語と数学
日程:3月25, 28, 30の15:00-17:00(入塾者は4/1,3,4で通常授業に入ります)
費用:3,000円(税込)
内容:数学は青チャートの例題1から、どう演習していくと身につくのかを2回の授業で伝えます。英語は精読するとはどういうことかを1回の授業で伝えます。まれに「親だけやる気満々で本人は連れてこられただけ」という面談があるんですがそういう場合には講習の参加はご遠慮いただいています。悪しからずご了承ください。注意:高校入試で英語18/22、数学18/22程度の学力がないと大学受験で余分に苦労します。入試でこの点数に届いていない場合は、入試終了後も勉強を継続されることをおすすめします。

 

学年:新高2
科目:数学(二次関数)
日程:3月19, 20, 22, 24, 26, 27, 29の13:00 - 15:00(19日のみ13:00 - 22:00)
費用:全7回30,000円(税込)、前半4回のみ20,000円(税込)
内容:二次関数を教科書レベルから青チャートレベルまで一気に持っていきます。高校に入って数学が苦手となってしまうのは、たいていの場合二次関数の軽視です。数学における基礎とは、簡単な公式や解法を覚えることではありません。公式や解法の意味を理解することです。本当の意味での基礎をおさえ、ハイレベルな問題に取り組んでいくまでの一連の姿勢を伝えます。 第1回:教科書を用いた公式・定義の確認、第2〜7回:青チャート例題58〜101の解説と演習(解説は58〜101全てをする時間がないのでおさえておきたい例題のみ)。この講座で数学の苦手が克服できなければ、おそらく他に打つ手はありません。それくらい自信がある内容です。本来は入塾者むけに実施している授業ですが、春休みにまとまった時間がとれるので外部生向けの講座として用意しました。講習終了後の入塾勧誘はありません。

 

これまでに頂いた質問など

【ご質問】新中3のクラスはありますか?

今年度、新中3の授業はありません。塾の時間割の都合上、高1〜高3の授業で一週間のほとんどが埋まってしまっており、中3の授業を開講できないためです。授業は実施できませんが、生徒の強い希望があれば自習のサポートは可能です。

 

【ご質問】新高3の入塾は可能ですか?

新高3の入塾受付は実施していません。塾の授業は英数とも進研模試で偏差値65〜70程度の生徒の学力を引き上げるよう実施しています。偏差値60を上回っている場合には、ご相談ください。偏差値60未満の場合には、塾の授業で分からないことが多すぎて、せっかくお金を払って通塾していただいても役に立たない可能性が極めて高いです。

 

【ご質問】新高2ですが、7日間(4日間)の講習は用事があり参加できません。

大学受験を最優先にできる生徒だけ入塾してもらっています。他塾をご検討いただくか学校の指導どおり学習を続けてください。

 

【ご質問】アホお断りなんですか?

高1、高2のうちは入塾時の学力を問いません。現時点で学力が低くても勉強を最優先するというやる気がある生徒は、歓迎しますし私も全力で受験の支援をします。

 

高校生とたまに面談して話を聞く先生

中学生のクラスは今年度の生徒が3人なので、授業中の会話でだいたい普段の様子を聞くことができて、何かアドバイスがあればその都度会話できます。テストや入試にむけての計画のたてかた、考え方を中心に伝えて勉強自体は自分でやるものという考えで一年やってきました。

みな入塾時点で目標が極めて明確で中3にしては成熟した生徒の集まりだったと思いますが、冬休みくらいからは自分の弱点をみつけては勝手に修正するようになっていて、たくましさを感じます。学校で言われたことしかやらないへなちょこ高校生よりはずっと大人です。

色々な高校生と入塾の面談をしていて、うちの中学生のほうが成熟していると思うことがままあります。考え方は年齢によって単調に成長するわけではないのだなと思います。

高校生は数ヶ月に一度、一対一で面談する機会を持つようにしています。「最近の課題は?」「自分が合格するのに一番必要なことは?」などの質問を私がして普段高校生たちが何を考えて過ごしているのかを聞きます。

高1のうちは数学の勉強が順調かということが主な話題になるのですが、高2になるともう少し話題が広がります。「学校の宿題をなんとか終わらせています」などという思考停止中の生徒は一人もいないのが私の自慢ですが、みな自分の学力にたいしてなんらかの問題意識をもっていて、それに対して何をしたら良いのかよく考えています。「最近は数2Bのどこどこの範囲までをいついつまでに終わらせてようと思っていて〜」とか「英語は解釈の参考書を毎日やっていて〜」という発言を聞くことが多いです。

私の塾の生徒がほかの高校生と違うのは、勉強の中心が自分で選んだ参考書の勉強にあって、学校の宿題とかテスト勉強にないということだと思います。学力になる勉強は何か、自分なりのこだわりを持っている生徒がたぶん多いです。

したがって、私から「来月までにチャートを5回やれ!」とか「単語帳を終わらせろ!」とか、言うことはなく、「そうだね」「そのくらいの勉強が必要だね」と相づちをうって終わります。最終的に、何をどれくらいやるのかの決定をするのは生徒本人がすべきで、それを自分で決めるからやる気を高く維持できるものです。人は、他人に決められたことでは本気になれません。

清須市の大学受験 相伝学舎
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怒ったり励ましたりする先生

中学生の英語の授業では毎回和訳&英訳の復習テストをやっていまして、前回までにあつかった英文から私が入試で出題されそうなものを選んで20分くらいで解かせています。いかにも中学生が間違えそうな重要な表現は2回、3回、いや5回も6回も出題しているんですが、まだ間違えているのでこないだの土曜の授業でさすがに怒りました。

「1回で覚えろとは言わないが、ただ覚えればいいだけの英語の表現を5回も6回も出題されて覚えないなんてクズだ。君たち、毎月2〜3万円払って勉強することがいかに高額か分からないかもしれないが、大人になって自分で英会話にでも行こうと思ったら、月に1万5千円でも高いと感じるはずだ。高い金額を払って通わせてもらっている塾で、覚えろと言われているとものを覚えないのはおかしい。」

お金を払って塾にきているのに、塾で言われたことをやらないなら塾に頼らず自分でやれよと思うんですが、これは中学生でも高校生でも、塾を続けるかぎりは一定の割合で生じる現象なのだろうと予想しています。

ただ重要性を伝えるのに説教という手段が良いかはわかりません。大人に感情を出されて言われたらビビって覚えるかもしれませんが、怒られたから覚えるものは怒られなけれれば覚えないとも言えます。もっといい伝え方があるのだろうと思いつつ、5分ほど考えたのち説教にいたりました。でも、喋りながら「正論言われたら普通納得しないよな〜」とも思いました。

翌日曜日、ふたたび中学生の授業にて、今度は励ましました。学年末終了後から毎週過去問を解いているのですが、直近一ヶ月でだいぶ得点が伸びてきました。

「この1ヶ月でみんな過去問の点数が10点伸びている。薄々気づいていると思うが、学力の成長というのはy=x^2のグラフのように後半加速していくから、この1ヶ月で10点伸びたならラスト1週間で同じくらい伸ばせることは、十分ありえる。」

どちらも本音です。

色々な知識が定着してきて1日の勉強時間がどんどん濃いものになっているはずです。加速というのは単なるイメージではありません。

サウナと水風呂みたいな土日でした。 

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新年度にむけてチラシをつくる先生

大学入試が一区切りついたのでようやく来年度にむけての仕事に取りかかりはじめました。すでに2017年度の入塾受付記事をアップしていますが、3月中旬に配布する折り込みチラシの作成もとりかかっています。

以前かいたとおり今回のチラシは紹介文をメインにしているので、あとは春期講習の日程や申し込み方法をいい感じにレイアウトして終わりです。

今まではmac book air 11インチ上のイラストレーターで編集していて、チラシをつくるには画面が小さくて大変だったんですが、昨年mid 2010のiMacを思い切ってアップデートしてみたら意外と軽快に使えているので、今年はiMacにイラレをいれて編集しています。こちらは21.5インチの大画面でとても快適です。

しかしイラレを開くたびに思うんですが、イラレってものすごくたくさんボタンがついてるんです。それをクリックすると意味不明の設定がまたたくさんあります。私が使うのは文字をいれるボックスと簡単な図形くらいで、たぶん全ての機能の0.1%も使っていないんじゃないかと思います。

大学受験の数学でいえば、三次式の展開くらいでしょうか。

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自由英作文は添削するほうもハード

今日が国立二次試験で、明日もまだ引き続き二次試験を受ける生徒もいますが、もう私に出来ることはないので大学受験は今日でひと区切りになります。後期にむけて小論を教えるかもしれませんが、最近ずっと続いていた英作文の添削と比べたらまだラクです。

英作文の添削はまず文法の誤りが無いか確認して、より英語らしい表現がないか考えて、中身のロジックをどう改善できるか吟味する3工程があり、100語程度のものでも2時間はかかります。

そういえばさきほど中学3年生が「学校の授業の英作文で起承転結がどうのこうのと教わりました」と言っていましたが、英作文と起承転結の相性は悪いんじゃないかと思います。

中学生が気軽に書く分にはひょっとしたらそれでいいかもしれませんが、大学受験でいうと起承転結よりも主張と理由の論理に重点があるのではないかと考えています。したがって私の添削も、明確な主張があるかどうか、そして理由に説得力(論理的なつながり)があるかどうかを基準としました。私は元来理屈っぽい人間であるのに社会人になってからその理屈に磨きをかけるべく、多様なトレーニングをしたので論理的つながりを考察するのは割と得意です。(逆に、感情の読み取りは極めて苦手)

ただどんなに得意であっても生徒のかいた作文の論理を読み取って、それを再構築するのは多大なエネルギーを要します。パソコンでいうとCPU使用率が上がる感じです。

文法のチェックと、より良い表現についても調べるのがそこそこ大変な作業なので、2名の添削が重なったときはハードでした。「キツいけどこれが入試の+1点に繋がる・・・」と思って乗り越えました。大義があればたいていのことはなんとかなります。

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