月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

厳しい環境ってなんだろね

塾とは学校の授業にあわせてちょっと難しめのことを教わって、それなりに宿題を出してもらう場所、と聞いて何の違和感も持たない人にとっては、私が塾で学校の進度に合わせることもなければ宿題を出すこともなく、ただ一般入試の合格最低点を取るために必要なことを教えていくだけときいたら逆に違和感があることでしょう。

「うちの塾、宿題ほとんどありませんよ」と面談で聞いて、ゆるい塾と感じる人が多くても厳しい環境だと思う人はあんまりいないかもしれません。

宿題がないといっても、授業だけしてあとは放置という本当の放置ではなくて、その生徒の学力と志望校のレベル、そして残り時間を考えて手をつけるべきことはちゃんと教えます。それを言われた通りにやるか、やらないか、もしくは言われた通りにやってさらに何かやるか、というのは生徒任せです。

「やらないと怒られる」という環境で勉強するというのはそれが大変な分量であっても、「やらなくても何も言われない」という環境でやるよりはラクなものです。今日はこれをやろう、と決めるのには多大なエネルギーがかかります。blog読者のお母様がたは、「毎日だれか献立を考えてくれて、作るだけならラクなのに」と思うでしょう。決めるというのは大変なことです。

「やらなくても何も言われない」という環境では、他人が厳しくしてくれない代わりに、自分で自分に厳しくできなければいけません。献立に悩むお母様は「夜19時の晩ご飯」という締め切りがあるのでなんとか献立を決めますが、受験生はその日のうちに参考書の10ページを進めなかったからといって、お腹が空いて眠れないということはありません。

そういう意味で、私の塾は私にとやかく言われる厳しさというのは一切ありませんが、学校の授業中や放課後、そして帰宅後の自由な時間に、自分で参考書とノートをひらいて勉強を始めなければ学力がつかないという厳しさがあります、いや、ある「かも」しれません(私は生徒じゃないのでわからない)。

塾にきて授業に参加してれば木村に怒られることはない、ラクショーだぜと思う生徒はまあいないとは思いますが、仮にいたとしたらラクショーなわりに自分はたいして学力が上がらない、しかし、周りをみるとなぜか自習室にこもってゴリゴリ勉強をして学力をつけている生徒がいてバツがわるくなるということが起こり得ます。

私が何も怒らない結果、堕落していく生徒がいるとしたらそれは私の責任ではなく本人の責任だし、私はどうしようもない人間を救済したくて塾をやっているのではなく、少しでも上に登っていきたい人間を応援したくて塾をやっているわけで、これがnatural selectionというやつかと思うだけであります。

私はそういう自然の厳しさのある環境に自ら身を置かないとダメだと思いますけどね。高校生のうちにそういう環境で自分の脳みそを鍛えるのに苦労して10年後くらいにそれなりに稼げるようになるか、今はラクをしておいて10年後に低賃金で苦労するか、ただの時間の問題です。

清須市の大学受験 相伝学舎
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1年で偏差値逆転できません

ゴールデンウィーク前に高3たちに「たくさん勉強して合格をつかもうぜオラァァ!」と情熱的に語りかけたところ、水曜日から自習室にはイの一番に高1か高2がきて(おい!)、まあなんだかんだで高3で埋まるわけですが、熱い高校生達の勉強熱が清須市朝日城屋敷71番地に集まりすぎて重力が変わってしまいそうな勢いです。

塾の自習室は私語をする生徒がいないので、聞こえる音といったらクーラーの音と文字を書く音だけで、たまに自習室のおやつを補充しにいくと息が詰まりそうなんですが、昼過ぎからきて夜10時までがっつり勉強していく生徒もいるので、感服でございます。

そういう生徒達のすがたを見ていると、勉強できるやつほど自習を頑張るという残酷な事実をつきつけられますね。学力が高い生徒はこれまで勉強してきたから高いのであり、これまで勉強してきたということはこれからも勉強し続けるわけで、逆に学力が低い生徒はこれまで勉強してこなかったから、これからもあんまり勉強しません。

切り替えられる生徒の割合は、少ないように思います。こういうことを書くと、ウケないだろうなという予想はつきますが、実際のところ1年で偏差値逆転というのは1人の成功者を出すためにたぶん20〜30人くらいの挑戦者が必要で、30人中15人はやる前から諦め、10人は開始して1ヶ月くらいで息切れして、なんとか継続できた5人のうち1人が受かる、という感覚ではないかと思います。それで私は高い確率でギブアップするだろうと思いながらも、この生徒は覚醒するかもしれないと思って毎回熱心に教えるわけですが、ギブアップする生徒が続くと結構ダメージがでかいです。「おまえもか・・・」というのが続くわけですから。

なので、ちゃんと高1から頑張っている生徒を大事にしようと思うわけです。

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見習いましょう

今日は受験で大成功を収めたK氏に来てもらって、色々と話をしていました。「大学の授業どう?」とか「第二外国語どうした?」とか「やっぱ同級生みんな賢いの?」とか、根掘り葉掘り聞いてしまいました。

メインの話題は物理化学の勉強についてで、聞きたいことがいくつかあったので質問させてもらっていました。会話の節々から、勉強にたいして俯瞰的に眺めている様子がうかがえたので、やっぱよく考えてやってたんだなと思いました。

大学受験というのは英単語を覚えたり、数学の解法を暗記することが表面的な作業ではありますが、実はそれを通じて頭がよくなっていくのだということです。特にK氏の場合には、自習中心で自立した勉強生活を送っていましたから、宿題を与えられてただそれをやるだけの生徒とくらべたら何倍も濃い受験生活を送っていたわけです。

こういう自立した人間が塾を卒業していったというのは本当に嬉しいですね。

塾生諸君は是非K氏を見習って、たくさん自習して、たくさん考えて、たくさん偏差値を上げてください。

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ラジオ体操〜!

体育の授業でラジオ体操をやったという生徒が高1で複数人いました。そういえば、私も高1の最初の授業でラジオ体操をやった記憶があります。当時は「体育でラジオ体操ってどういうこと?」と思いましたが、高1の最初に数学でやるのが因数分解であるのと同じ感じで、高1の春に体育でやるものはラジオ体操、みたいに決まっているんでしょう。

ひょっとしたらblogをご覧の中高生の保護者の皆様の世代にも、ラジオ体操があったのでは・・・?

だから何だという話の展開がない今日のblogでした。so what?

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太郎ピンチ!

一週間たった我が家のプランターです。結構、大きくなりました。

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しかし太郎と二郎が虫に食われています。3日前くらいから、穴があきはじめました。

誰に食われているんだろうというのが私と妻の話題だったのですが、昨晩犯人を発見しました。

犯人は・・・

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ナメクジでした。お腹いっぱいたべたのか、からだのなかが緑色でした(笑)。

このプランターに住み着くかもしれないので、一応なめ子という名前を(安易気味ですが)つけておきました。

「なめ子が子供生んで、葉を食べ尽くそうとしたらどっちをとるの?」と妻に聞かれましたが、「どちらをとるとか、そういう考えは無い。ただ自然にまかせるだけ」というのが私の考えです。

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