月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

旧交を温めました

大学のサークルの友人と名古屋であいました。私は365日、塾の生徒か妻としか接点のない生活をしているので、友人と会うというイベントは月刊木村的には一面のトップ記事レベルのインパクトがあります。私のいたサークルは軽音楽のなかでもHR/HMといっていかにもネクラ、オタクっぽい人が集まるジャンルのところだったので社会にでても同じくパッとしないのかとのかと思いきや逆で、活躍している人は異次元の世界へ突入しています。「みんなが好きなJPOPなんて聴かねえよ、グレイラルク?洋楽以外クソだろ」的な中二病の延長のほうが、ビジネスの力に反映されるのでしょうか。

とにかく、普段からモチベーションMAXの私ですがさらにあがりました。小学生のときにハイパーヨーヨーのループザループを200回できるようになった翌日に、友達が「俺230回」と言ってきた感じの、負けてられねえよ感があります。

私は本当に慶應にいってよかった。私みたいな田舎出身の平民でも、何か出来るはずと思えるのだから。たいていのことは、出来ると思い込めた時点で、成功が決まりです。あとは、やるだけです。

受験勉強いつ開始するか

大学受験の塾をやっている私からすると、受験勉強の開始時期は高1の4月しか考えられません。そうではないと数学が確実に死亡するからです。

しかし、現実には高1の4月からハイテンションで勉強していける生徒の割合は少数です。大多数の高校生は、ゆるゆると学校の勉強を続けて高2や高3になって本気出すかとなるわけだし、ゆるゆると学校の勉強を続けただけで受験に突入していく生徒もいることだと思います。

では、高1の4月を逃した生徒はいつ本気になってとりかかるのか?それは「今でしょ」というのが、的確な答えのように思えます。

進学校と呼ばれる高校に所属している生徒は、それなりにまじめに大学受験のことを考えていれば「そろそろやらないとまずいかな」と思う時期が遅かれ早かれやってきます。それは高1の夏でやってくるかもしれないし、高2の春かもしれません。そのときに「今やるか!」となるか「まあ、まだいいかな」と問題を先延ばしにするか。

重い腰を持ち上げるのは難しく、先延ばしにするのは簡単なことです。しかし「そろそろやらないと」と思える瞬間というのは高校時代にそう何度もあるわけではないでしょう。その瞬間のその気持ちを拾ってあげられるのは、自分しかいません。

その瞬間こそ、 「母さん、俺、今度こそ本気でやるから!」と進研ゼミのマンガの主人公くらいハイテンションになるときです。

清須市の大学受験 相伝学舎
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男なら儲けを倍プッシュよ

普段の授業で類題を解かせるにしても、分野横断的に問題を解かせるにしても便利なのがスタディエイドというプリント作成ソフトです。青チャートを作っている数研出版のソフトで数学の問題を検索して簡単に問題プリントが作れてしまいます。

去年買ったんですが大活躍しています。お金使った分だけ生徒の学力upに反映されていると思うので、元は取れました(そこそこ高かった)。

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塾というのは売り上げから固定費を引いた粗利を再投資しようと思ったら、こういう教材関連にお金使うのが一番効くと思います。再投資といいながら、それが直接的に売り上げにつながるものではないのですが、かといって直接的な売り上げにつながる広告費に突っ込んで中身スカスカのびんぼっちゃまくんみたいな塾になるのも弱小個人塾的には破滅への道でしかないので、今のお金の使い方で間違ってないでしょう。

私の経営方程式(?)はシンプルです。

(売上)ー(家賃等固定費)ー(自分の生活費)=全額倍プッシュだ・・・!!

周知のとおり塾というのは夏休みに売上が上がります。もちろん固定費は変わらないし、ウォーターサーバーとかコピー用紙・インクの消費量が上がるといってもたかがしれているので、そのまま利益になります。そこで、去年は机と椅子を買い足しました(自習室を改造しました - 月刊木村:清須市で営む塾での日々)。

今年もすでに参考書や赤本等の注文が前月比で500%くらいで増加しており、それに加えて塾の快適装備も充実させようと、いくつか計画中です。

宵越しの銭?もてねぇよ 

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縦の糸はチャート〜

高校生の数学の勉強というのは2つのフェーズに分けられると考えています。

1つめは網羅系問題集で分野毎にひたすら解法を詰め込んでいく段階です。私の塾では分野の最初に公式などの定義からはじめて、チャートの基本的な例題から難しめの例題まで分野毎に解説していっています。一つの分野に集中するので、やろうと思えば入試の難しめの問題まで教えることが出来るし、翌日くらいに解かせればたぶん解けます。

しかし、問題の難易度というのは解く時期によって変わるもの。二次関数を習ったときに最大最小の問題が解けて簡単だと思っても、半年くらいたつと難しく感じることがあります。というか、難しくなります。

そこで、全ての分野の例題を網羅したあとに2つめのフェーズに移行します。この段階では、色々な分野の問題を横断的に解いてバラバラになっているパーツを一気に組み立てるように、数学の知識を体系的にしていきます。当然、難しい問題は解法を忘れているので教科書例題に毛が生えたレベルの問題からはじめて、徐々に扱う問題のレベルを上げていきます。1つめの段階が縦の糸だとしたら、2つめの段階は横の糸です。

縦の糸はチャート〜 横の糸は入試〜

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高3の数学の様子

学校の授業より塾の授業より自習が一番、と私は考えているのですが夏休み期間中、高3の数学の授業の回数を結構増やしました。内容は、ひたすら問題演習です。生徒が問題を解いて、採点して、間違えたらヒントを与えて・・・の連続でやっています。これだと自習に限りなく近いし、答えを簡単に見ることができないので解き方を思い出す訓練になると思って、このスタイルを採用しています。

12日間で121題を用意しましたが最速の生徒は7日間で終わってしまいました。速すぎ!

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