月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

おちょくるだけの広告

塾を開いた一番最初は新聞折り込みチラシに頼りましたが、そこから塾の集客はほぼblog一本打法で塾を経営していまして、たまにチラシを配布したりするんですが集客効果というのは期待していなくて、ただ自己満足のためにやっているという側面があります。

新聞折り込みチラシはだいたい1枚印刷するのに4円くらい、配布するのに3円くらいで、1枚あたり7円かかります。それを塾周辺の中学校1つ分で4000枚くらい必要で、それだけで2.8万円です。中学生向けの塾ならその狭い範囲で3-4回も配布したらそこそこ効果があるのかもしれませんが、高校生を相手にやっていると中学校1つ分だとちょっとせまいよなあということになります(朝塾は逆に塾の半径500mくらいを対象にしているので400枚もあれば十分ですが)。

結局、どこに何万枚まくのか?とか考えるのがめんどくさいし、チラシをみて塾に問い合わせをするという反応はおそらく少ないし、こちらも想定していないので最近はあまりやりません。

昨年末からやっているのは電柱看板です。

電柱看板は「町中に自分の塾の看板がある」というロマンがあるのがいいです。正直これも費用対効果はそんなに見込んでいません。

高校前にこういう看板を設置して、おちょくっているだけです。

 

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大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp

見た目は大人、頭脳は子供、過干渉の親!

入塾前に面談で世にも不思議な質問がありまして

「自習室は使えますか?」

というもの。

質問自体はごく普通なんですが、この質問を誰がどの時期でしてくるかによって、ちょっとした未来予測ができてしまう不思議な質問です。

 

親が「自習室は使えますか?」と聞いてきた場合。

安心してください。あなたのご子息orご息女は、まず自習室を使いません。

そう質問してきて子供が実際に自習室を使ってゴリゴリ勉強しているケースはなんと一人もみたことがありません。

 

次、生徒が「自習室は使えますか?」と入塾後に聞いてきた場合。

入塾後に生徒が質問してくる場合には、程度の差はあれ活用するケースが多いです。

 

次、生徒が「自習室を確保したいと思ってます」と入塾前に聞いてきた場合。

このケースは言うほど自習室を活用しないし、なんなら辞めてしまう人が多いです。

 

似たような質問でこれだけ傾向があるというのは不思議ですね。

でも最初の親が聞いてくる場合というのはだいたい予想はついていまして、親が心配しているほど生徒本人はなんとも思ってなくて、モチベーションがないんですね。

過干渉しすぎて自立心が育つ余地がないんです。自分が考える前に親が考えてしまって、自分で考える機会を親が奪い続けるという関係になっています。

本当は親が子離れしないといけないんですが、子離れできない人はたぶんずっと出来ないので、そういう場合は子のほうが親離れしないとずっと依存しあう関係になります(たぶん)。

親が過干渉になる仕組みをご説明しましょう。超簡単3ステップです。

 

1.親自身が成長しておらず、その結果自分のなかに軸がないし自分の価値観を持たないので、

2.他人の価値観、そのなかでも他人に認められやすく数字として現れやすい「子供の成績」を追い求めることで、

3.自分の枯渇感を満たそうとしている

 

のです。まあ何かコンプレックスがあるんでしょう。

 

見た目は子供、頭脳は大人、名探偵コナン!

じゃなくて、

見た目は大人、頭脳は子供、過干渉の親!

とかふざけてる場合じゃなくて、そういう人は自分と同じような人間を完成しようとしていることにさっさと気づくべき。

そして、他人をコントロールすることではなく、自分自身の問題に目を向けることによって幼い頃に満たされなかった自分を満たしてあげることをしましょう。

 

はいここまで5500円(税込)当塾まで現金書留でよろしく〜

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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○○忘れました

今週は忘れ物週間なのか、1週間で3人の生徒が筆記用具を忘れていて、塾の備品を貸し出しました。

単調だった休校期間がおわって、学校行ったり塾行ったりと慌ただしくなったからでしょうか?

私は自分自身が6時間に1回なんらかの忘れ物や紛失をするタイプなので、忘れ物には寛容です。

「勉強で最も大切な筆記用具を忘れるなんて、気がたるんでいる!」

などと注意する人もいるみたいですが、年に何十回も塾に通っていれば1度や2度くらいは忘れ物することもあるんじゃないかと思います。

 

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問題意識があることが大切

今の時期入塾が多いのは圧倒的に高2なんですが、高2の人たちは高校1年間を過ごしてなかなか思うように結果が出なかった、あるいはそろそろヤバイかもという焦りが出てきたかのだいたいどちらかで、塾に来るようです。

結果が出なかったことも、焦るほど学力が低いことも一見よくないことのように思えますがこれはむしろいい傾向です。

というのも、自分の将来について真剣に考えないとこのような問題に直面しないからです。

大学受験の先に自分の将来についてなんらかのイメージを持っていて、「今のままじゃそこに行かなそうだ」という問題意識から、なんとか改善しようという行動につながります。

そういう自分のことについての問題意識は最後まで大切にしてほしいです。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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まずは解答を写しなさい

最近は問題の解説をノートにまとめて生徒に配っています。

生徒には、授業までにこのノートを写して、2-3回問題を解いてから授業に来るようにと伝えています。

最近はそこまでしっかりやる生徒はずいぶん少ないです。まあ他にも色々やるべき事があるのかもしれませんが、宿題のようにたいして学力に結びつかないことに時間をとられて、学力に結びつく勉強をしないというのは本当にアホなので自分の姿勢をしっかり見直してください。

ちなみに私にはしっかり自習している生徒としていない生徒などインタビューしなくても授業中の問題をとくスピードや答案をみればだいたい分かります。

結局、合否結果の責任を負うのはみなさん自身であって私ではないですから、いちいち指摘したり授業中に問題が解けなかったからといって居残りさせることはないです。

 

で、その「解説ノート」なんですが、問題を解くときにポイントとなる考え方を必ず書いています。それを「まずは一字一句写す」ことによって、自分にインプットしてください。

勉強していて「この一言がこの問題をとくときのポイントなんだな!」という発見ができていない人は、勉強になってないです。

問題が解けなかったら、また解説ノートを写す。

2度目も解けなかったら、また解説ノートを写す。

それをくり返しているうちに、今まではたいして重要だと思えなかった一言が重要に見える瞬間が来ます。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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