月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

頼むからグラフ描いてくれ

数学を担当している大学生スタッフと会話していて

「図やグラフを書かないで困っている生徒は、一体なんなのか」

的な話題になることがあります。

1回2時間の授業で

「グラフ書いて」

「図かいて」

「数直線書いて」

「単位円」

と、毎週、いや毎日指摘しています。

図を描かない人は毎回書かないで毎回私が指摘するし、逆に描く癖がついている人が図を描かないというのはありません(描く図のセンスが悪いときは指摘しますが)。

いや〜生徒が数学にたいして「難しいな」と思う気持ちはかなり分かる方だと自負していますが、この図を描くのをサボることについては全く共感できないので一体どうしたら矯正できるのか分かりません。

授業を演習スタイルにしてから、生徒の解く姿勢についてかなりどっぷり付き合うようになって新しく出てきた課題ですね。今まではいかに分かりやすく忘れにくい解法を教えるかばかり考えていましたが。

でも実際にはこういう「図を描く」とか「グラフを描く」という姿勢は、学校で指摘されて修正する機会が皆無なわりに、学力に直結するのでこだわってやっていきたいですね。

コレを見て「あ、俺/私のことだ」と思った生徒は、次回の数学の授業から改善してください。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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友達100人できるわけないだろ

小さい頃は聞こえがよかったフレーズのなかで、大人になってから「それは違うだろ」と思うようになったものがありまして

・友達100人できるかな

・失敗は成功のもと

の2つです。

まず前者について。

友達100人どころか1億人できた状態がマスメディアによる情報共有と無理矢理いっていいと思いますが、マスメディア漬けになるほど人は何も考えなくなり感情でしか動かない非文化的人間になります。明らかすぎるので証明略です。

1億人までいかなくとも、クラスの40人が友達になった状態で十分です。周りの友人の目がきになって、自分のやりたいこと(内職など)や好きなことができない(あんまり人に言えない趣味とかファッションなど)なんてよくある話ですが、自分の人生なのに他人の目が気になって好きなように出来ないなんて意味不明です。

安易に「友達100人できるかな」などと歌わせずに「尊敬しあえる友人が人生で何人できるだろうか。一人でも出来たら幸せだ。」くらいでいいです。

だいたい友達100人なんてできるわけないだろ。それは友達じゃなくてLINEの連絡先を知っているだけの知り合いだ!

 

次に「失敗は成功のもと」について。

ものごとを失敗と成功に分けるのはMECE(もれなくダブりなく)ではないというのはもはや有名かもしれません。ものごとは「完全な成功」と「部分的成功」にしか分けられません。

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よく小さい子が何かに挑戦して(いわゆる)失敗をしたときに周りの大人が「失敗しちゃったね」などと無神経に話しかけている様子がありますが、そこは「部分的に上手くいったね」と伝えるのが正しい理解です。

なぜなら何かに挑戦して最初から完全に成功するなんていうのはありえなくて、かといって完全に失敗するということもありません。

たいていの場合、部分的にうまくいって、部分的にうまくいかなかった、という状態です。

それをひとくくりに「失敗」と見なすのは本当によくない。失敗と言われて気分がいい人はいません。うまくいった部分に焦点を当てる、さらにいえば、前回挑戦したときと比べてうまく出来るようになった差分にこそ焦点を当てるべきです。

たとえ完全に失敗したとしても、「このやり方ではうまくいかなかった」ということが分かった点で部分的成功と言えます。完全な失敗とは、何も挑戦しなかったことです。

 

なんでこんなこと書いているのかというと、(いわゆる)失敗をさせたくない過保護な親が多いからです。学校もそう。失敗させないように、先回りしすぎです。

勉強やテストなんて多少(いわゆる)失敗してもどうでもよくて、大切なのは(いわゆる)失敗をしたときに「これじゃダメだったな」と本人が反省することなんですが、他人にやらされた結果だと反省もクソもなくて「やっと終わった」くらいしか感じないですからね。

親や学校が先回りしてやらせるというのは、本人が自発的に挑戦していないという意味で完全な失敗です。

もちろん子供が非行に走りそうなときとかいきなり道路に飛び出そうとしたときに止めてあげるとかいうのは必要なんでしょうけど(そこ挑戦させたら死ぬ)、そういうガターを防ぐ以外の先回りは甚だ疑問です。

でも世の中先回りする親も学校も多いんですよ。それはそういう人自身が、自発的問題意識から行動する経験をほとんど持っていないからではないかと私は予想しています。他人にやらされることで人生を進めてきた人は、自分から行動するというイメージがつかないので口を出してしまう。まあ予想ですけどね!

心当たりのあるかたは、たしかにそうだという実体験を2000文字程度にまとめて当塾まで普通郵便にてご送付ください。私の研究の肥やしにさせていただきます。

いや、ちょっと待って下さい。

2000文字にまとめる過程で自分を客観視することによる精神の浄化作用が発生し、よりよい人生になると思うので、その対価として5000円を同封の上現金書留にて宜しくお願い申し上げます。

 

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塾内模試と単元テスト

いま

・塾内模試

・数学単元テスト

を計画しています。

 

塾内模試は、高1、高2、高3の学年別に4、8、12月に実施しようと考えています。受験者は全員同じ時間に受験します。

数学と英語で範囲はこんな感じです。

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単元テストというのは、数学の単元ごとに実施するテストです。

いつ、どの分野を受けるのかは自由で、受ける受けないも自由です。高1、高2の生徒が一つの単元を学習し終えたあと、学力がついているかチェックしてもらうためのものです。

 

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何も言わない大人がもっと増えるべき

入塾の面談を保護者同席不可にしてから、「親に言われてついてきました※ただし自分では塾にいくつもりはない」みたいなケースが全くなくなったので、モチベーションの高い生徒だけ集めてうまくやれているほうだと思います。

ただモチベーションにも程度の差がもちろんあって、高2後半とか高3になって切迫感とともに入塾する生徒や、高2になったしぼちぼちやっておこうという生徒など様々です。

私はblogでは聞こえのいいことを色々主張してますが、モチベーションが低くて普段の勉強の水準が低い生徒にたいしてとやかく言うことはなく、悪く言えば放置、よくいえば見守るというスタンスでいます。

というのもですね、ほっといても遅かれ早かれモチベーションってじわじわ高くなっていくものだからです。そういう焦燥感というのは人に言われるから実感するのではなく、模試の結果がヤバイとか普段の塾の授業で問題が全然とけないとかいう事実と対面したときに自分で気づくことでしか生まれないですからね。

私は運良く10代の頃、親、学校の先生、塾の先生全員から「お前の成績ではヤバイから、勉強やれ」と言われなかったので、「そろそろ勉強しないとやばいぞ」と自分で気づくことができました。

なので塾生にたいしても同様に接しています。

私みたいに、何も言わない大人がもっと増えるべきです。

 

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目線は高く、やることは地味に

よく巷では「ゴールから逆算して考えろ」などと言われており私もこれについてはおおむね同意なのですが、受験勉強に関していうと微妙に当てはまらないことがあります。

たとえば数学でいえば、難関大合格のためには1月までに「レベルS」という問題集を消化することが必要だとしましょう。

・1月までにSを消化するためには12月にはSに取りかからなければならない。

・12月にSにとりかかるためには、11月中に「レベルA」を消化していないといけない。

・それまでにAを消化するためには、8月中にAに取りかからなければならない。

・・・

と計算していくと、「今日からBという問題集の問題を20題やらなければならない」みたいに、いやどう考えてもそれムリだろ的なタスクに落とし込まれることがあります。というか、高1の4月からちゃんとした指導者がついて本人にかなりのやる気が無いかぎりそうなります。

よくある受験生の夏休みプランも同様です。「夏休み中に数学はIAIIBをおさらいして、物理は力学の範囲を解きなおして・・・」みたいな餅を絵に描くと、丁寧にやって達成できないか、達成できるが焦りすぎて勉強したせいで内容が頭に入らないか、どちらかに着地します。

 

以上のような背景から、受験勉強においては「トップダウン(理想論、逆算)」と「ボトムアップ(現実の話)」をミックスして行動に落とし込むのが良いです。

第一志望の受験科目と配点、そして合格最低点をしっかり覚えてそのためにやるべきことは何かの優先順位をつけるというのがトップダウン。

一方で、毎日取り組むルーチンワークというのは、1日で消化できる最大限の内容を計画するというボトムアップ。

目線は高く、やることは地味に、という考えです。

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