月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

文転しても大丈夫

文転というのは、理系だった人が「やっぱ文系で受験する」といって方針転換することを言います。

文転を考えるきっかけは、おおよそ

・数IIIまでやるのがめんどくさい

・物理化学ができるイメージがあんまりない

・将来のことを考えると文系のほうがいい気がしてきた

・実は文系のほうが好きだということに気づいた

このあたりでおさまります。

時期的には高2の冬〜高3の春あたりが一番多いです。

 

数IIIや物化の苦労が水の泡になり、新しく社会や国語を真面目にやらないといけなくなるのでそれなりに負担があるのですが、実はそれまで文系だった生徒と比べるとトータルでみてプラスマイナスゼロくらいの位置から受験を仕切り直すことができます。

「文転しようと思ってます」

という相談が合った場合、

「OK!全然大丈夫!なんなら私も文転だし!」

といって、具体的な勉強の方針をお伝えしています。

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大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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入塾後に想像する

塾で半年〜1年教えていると当然生徒の学力は変化していきます。

学力の変化は

・毎回の授業での答案

・模試結果

・塾内模試

で観測していきます。

 

その先にどう変化していくのかというのを考えながら入試までの道のりを想像していきます。

このままやっていけば

・志望校を上げたくなるのでは

・志望校を下げたくなるのでは

など想像し、そうなった場合を考えて手をうっておくこともあります。

さすがに「文転します」というのはあんまり想像できないので先手を打つことはできませんが・・・でも文転はたいていの場合、それなりに順調にいきます。

 

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入塾時に想像がつかない

受験生には大小様々な不安がありますが、塾にくる高校生にとって共通する悩みは「今のままの勉強のやりかたで志望校に合格するのだろうか」という自分にたいする不安です。方法論的には、参考書を決めてくり返し取り組むことで長期的に学力を付けていく、ということで解決できるので、塾を開いてからずっとこの点について強調して教えています。

以前一斉授業をやっていたときは、どうしても学力の高い生徒から低い生徒まで同じクラスで教えなければならず、集団指導の性質として学力に高低がある場合には高いほうに合わせるという宿命があるため、塾で学びながらも新しく不安を抱えてしまうという状況が発生していました。

塾生には一点の曇りも無く安心してとりくんで欲しいので、色々工夫して今は同じ教室にいる全員が別の内容を勉強していても同時に教えられるようになりました。

このやり方で1年半がたち、やってくる高校生の学力の高低差がさらに広くなった気がします。

サービスとして成立させるため教える内容はレベル別に無段階というわけではなく、パターンオーダーのスーツのようにいくつかの型を用意して生徒の学力と志望校のレベルを考えてその型を選択してあとは教え方で微調整というやりかたでやっています。

これでも大学受験を志すほとんどの高校生に対応できるのですが、どうしても当てはめ方が一瞬ではイメージ出来ないケースもあります。

 

・現状の低い学力にたいしてポテンシャルが高すぎる

・問題を解かせてみると結構できるのにテスト結果は良くない

・学力が低すぎてどこから手を付けたらいいか想像がつかない

・学力が高すぎてどこから手を付けたらいいか想像がつかない

 

そういう場合どうするかというと、「想像がつかない」とか無責任なことを言うんじゃなくて、こうしたらこうなる、こうしたらこうなる、といくつか想像してみて一番上手くいきそうやりかたで教えていきます。

よほど外すことはありませんし、生徒のほうにも学力を上げたいという自然治癒力があるので、なんとかなります。

 

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英語は必ずこれをやってくれ

久々に英語の授業中に、必ず取り組んでほしいことを語ってみました。

 

1.英文解釈の勉強だけは毎日必ずやること

2.授業で触れた英文については未知の文法と単語について全て覚える勢いで復習すること

3.自分でも辞書を用いて調べるなかで知識を身につけること

 

というようなことです。

どこの大学の問題でも合格点が取れればよい(満点でなくてもよい)ので、4択の英文法の問題などは一生懸命やらなくてもいいから、その代わり英文解釈だけは優先度を上げて取り組んでください。

文系の生徒にとって英語は配点が高いことが多く得意にしておくことで受験の見通しがよくなります。

理系の生徒にとっては難関大においては配点の高い数学を安定させることは困難なので、暗記でなんとかなる理科や英語でそこそこ得点を確保しておくことで勝負の土台に上がれます。

英文解釈の勉強とは、与えられた英文を文法を用いて正確に読み解いていく勉強です。

この手の勉強は高校を卒業したらよほど英語好きではないかぎり人生で二度と勉強しません。大学に入ってからの英語は、英語「を」学ぶのではなく英語「で」学ぶものです。

大学受験で身につけた英語の読解力がその後の人生の読解力になるのだと思って詰め込んでほしいです。

 

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共通テスト対策をする前に

共通テストの受験案内を取り寄せてみました。

 

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現役生は学校で一括して申し込みするので出願に関して何か聞かれることはないのですが、今年はセンター試験から共通テストへと変わる境目なので、一応どういうものなのか出願までは体験しておこうと思いまして。

問題自体はおそらくセンター試験よりは難しくなり、模試などを解いた感触ですでに焦りMAXの高校生もいると思いますが、学力が低い段階から共通テストに合わせた対策をしたところで得点が上がるわけがないので、まずは二次試験にむけて英語なら読解力を、数学なら解法や公式の意味を理解して運用する力を底上げすることを考えてください。

 

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