月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

「コッコウリツ」支配の話

北見工大等への出願を突如すすめられた体験談募集中

五条高校などでは共通テスト終了後の面談で、それまで全く志望していなかった大学への出願を強く薦められることがあります。 今年も早速、某管理教育系高校の塾生が「はあそれどこですか?」系のA判定大学の出願を提案されたと言っていました。 特徴としては…

お前も北見工大を受験しないか?

ホモサピエンス・コッコウリツの話の続きですが、今までの塾人生で一番笑ったのは2年前の2022年の入試での出来事でした。 この年は共通テストの数学がえらく難しくてIA, IIBとも平均点が40点という年でした。数学がまあまあ得意な人も、苦手な人も30-40点に…

コッコウリツという空気と戦う

なかなか模試の数字が上がらないという生徒との面談で、原因としたら勉強に集中できる環境ではないように見えるが自分ではどう思うか、という話をしていて、自己分析もおおむねそのような様子で、どうしようかという話。 なんとしてでも(不要な科目を含めて…

主役はあなたではありません

先日ある生徒に「第一志望の入試前日に自分が後悔しないようにしなさい」という話をしました。このことは、この生徒に限らず全ての受験生にとって大切だと考えています。 入試前日の夜、そして入試が終わったあとで「全てやりきった」と思えればその生徒の受…

補習召集令状を回避せよ

五条高校の補習はてっきり強制だと思っていたんですが、なんと高3は申し込み書を提出するという形式なのだということを今日知りました。とはいえ、当然のことですが「雰囲気的には強制」ということなのでおそらく学校側からすれば申し込み書=忠誠心表明書類…

大学受験で強いのは公立進学校ではない

各高校の進学実績を見ると、どんなに頑張って勉強しても公立高校というのはせいぜい地方国立どまりで旧帝大以上の大学に合格できる人というのは本当にわずかなのだということを感じます。 中学時代の同級生100人を集めたら、現役で旧帝大や早慶レベルの難関…

自分の足で立て

私たちは生まれてからすぐ、肉体的に自立することを求められるのですが、精神的な自立はなぜか否定され続けます。 肉体的な自立というのは、単純に二足歩行することです。生まれてからハイハイをして、何かにつかまってたてるようになり、その後歩けるように…

他人を変えるのは難しい

基本的に他人を変えることは難しいというか不可能です。塾を開く前にある中学生たちを教えたのですが、勉強やる気があるわけではなくかといって無いわけでもない、成績でいえばオール2-3くらいの下位層です。色々な手で彼ら彼女らにアプローチしてみましたが…

周りと違う選択は怖いが、そこで流されたらおしまい

手元にある10年前くらいの合格体験本のなかである一宮高校卒の早稲田の学生が「高2までは国立志望だったがよく考えたら周りに流されているだけだと気づき、早稲田に志望を変えた」と書いていました。尾張、いや愛知県というのは国公立宗教の国なのでこういう…

全体の流れのない時代だからこそ、自分で自分の方向性を決めなければならない

動きの速いIT業界で働いた経験から思うに、今の時代に必要なのは言われたことをやる能力ではなく、自分から動き出す能力です。日本では戦後から1990年ごろまで就労人口が急激に増え国内需要が伸び、相対的に安い賃金のおかげで輸出も好調で経済が一気に発展…

学校に騙されずに大学受験を成功するには、自分の頭で考えること

昨日の記事では、西春や五条の70-200番というボリュームゾーン生徒については学校に任せっきりでコッコウリツに行くのが良いのでは、といった内容のことを書きました。地方の公立高校というのは「学校の勉強だけで大丈夫」という教師の発言を信じてコッコウ…

西春高校や五条高校の管理教育は素晴らしい!

五条高校や西春高校は受験に熱心で有名ですが、必ずしも生徒全員にとってそれが有益とは限りません。この指導がぴったりで学校の勉強をした方が良い生徒と、逆に学校は無視して受験勉強をしたほうが良い生徒、この違いは何でしょうか?