月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

清須市で塾を開きます

2014年は結婚、退職、起業という激動の一年でした。
「激動の年」とは、ここ数十年と日経新聞等で語られてきた、超ありきたりな言葉とは分かっていつつもそう形容するのがしっくりきます。
かつて、会社の新卒同期が結婚と転職を同じ年にしていて、すごいイベント重ねるな〜大変そうだな〜と思っていましたが、案外自分が似た環境になってみると変化があって楽しい一年でした。

さて、本来はA4で10ページくらいの長文で2014年の私のまとめをしたかったのですが、久しく文章を書いていないのでなかなか筆が走らず、まずはあっさりと書きます。

2015年4月に、愛知県清須市で塾を開きます。
塾の名前は相伝学舎(そうでんがくしゃ)と言います。

塾というのも色々ありますが、当面は高校生を対象に大学受験を指導します。少しかしこまっていうと、最初の事業ドメインは超・トラディショナルな事業である進学塾で始めて、それを基軸に色々なことにチャレンジしていく計画でおります。

なぜ塾なのかというのは天正三年(1575年)5月の長篠の戦いまで遡る必要がるため後日まとめますが、一言でいえばこの仕事をすることが私にとって「点と点がつながる」からです。過去28年間で経験してきたあれやこれが、28歳のいま塾を開くためだったのだと、不気味なくらい合理的に説明できます。

塾を開いて何をしたいのかというと、当面の仕事は英語や数学を教えるということになるのですが、その先に見ているのは格差の問題です。

日本が資本主義経済で動いている以上、経済格差(収入の高い低い)が生じるのは必然でありそれ自体は解決すべき問題であるとは思わないのですが、そのかわりに好奇心の格差が潜在的な問題になると考えています。

表面的には経済格差であったり身分階層固定化という数値化しやすい問題として現れていますが、それは結果でありy=axという関数でいえばyの部分にあたります。所得や身分といったアウトプットをもたらすもの、その原因こそが好奇心、とくに知的好奇心や知的欲求と呼ばれるもの(平たくいえば「知りたい!」という気持ち)の程度でありy=axのxにあたる部分なのではないかというのが私の仮説です。厳密にいえば多変数関数でありもっとたくさんの変数xで説明されるものですが、まずはここにフォーカスします。

私自身は好奇心のかたまりみたいな人間で、これを見つける方法も、育てる方法もある程度確立しているので、あとはこれをどう展開していくかが今の私の好奇心です。

3年後にはこの展開に成功して塾も有名になっている計画なのですが、塾という業界が成熟&縮小傾向にある業界であるため立ち上げの1年は苦労すると思いますので、今年は独立自尊の精神で自分を鼓舞して頑張っていきます。

 

相伝学舎ホームページ