月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

一番勉強出来るやつが常に一番勉強しているので差は広がる

各高校とも1学期期末テストが終わりました。定期テストは大学入試において全く評価されないので、生徒には「まじめに受けるのは今回で最後にしなさい」といっているのですが、テスト期間を利用してうまく勉強の波に乗るのも一つの能力です。

誰が最も勉強しているかというと「勉強が最もできるやつ」です。世間では一発逆転ストーリーが人気ですが現実には一番勉強できるやつが一番たくさん勉強していて、ほとんどの合格ストーリーというのは最終コーナーでの追い上げ&追い抜きではなく、逃げ切りなのでしょう。

今日は1学期期末テストが終わって最初の日曜日ですが、今日も同じペースで勉強しているのは高1で一番勉強が出来る生徒です。こうやって差がついていくのかと実感しました。

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勉強の量は時間がたつにつれ、出来る生徒ほど多く、出来ない生徒ほどより少なく累積されていきます。経験値が増えるようなもんです。

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で、大切なのは累積勉強量ではなくて最終的な学力や偏差値の推移なんですが、当然勉強量が増えれば勉強の生産性も増えます。つまり、1時間で習得できることの量が増えるわけです。たとえば、偏差値70の生徒が超難しい問題をどんどん理解して吸収している一方で、偏差値30の生徒が連立方程式の計算を同じ時間していたら、前者のほうが1時間の使い方は有効です。勉強そのものだけでなく、集中力や時間管理などのスキルも上がっていくでしょう。そうして全体の生産性が上がっていきます。

勉強の生産性が上がるということは、得られる学力はイメージとしては比較級数的なものになっていくはずです。

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もちろん、青色の生徒と同じ能力の生徒が後から参戦してきたとしたら、そのグラフは青色の曲線をx方向にプラスなにがしか移動した曲線になりますが、その差を埋めるには投入する時間の量を増やして曲線の形を変えなければなりません。

現実的には能力が同じだとしてもずいぶん先を走っている生徒を見たら「追いつかない・・・」とくじけてしまうケースが多いように思えますが。

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夏期講習が始まります

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