月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

やる気になるのは自分次第①

受験生の多くは「自分がもっと本気になれれば」と思っているのではないでしょうか。ひょっとしたら受験生本人よりもその保護者のほうが「息子/娘が本気になってくれない」と思っているかもしれません。もちろん、最終的に合格していく生徒はこんなこと思わずに黙々と勉強を進めているでしょうし、ボーダーフリーのような大学に入っていく生徒は最後までこの悩みと付き合ってやる気にならずに終わっていくのでしょう。

当然ながら本気になるかならないかは本人が決めることですから、他人が「もっと本気になれば」と言って変わるわけがありません。私は、生徒が志望校に対して進捗が芳しくなければその程度を伝えて改善策を一緒に考えますが、最終的にやるかどうかは本人次第です。

馬を水飲み場に連れて行くことはできても、飲ませることはできません。

やる気になれと外野が伝えても、本人にやる気が生まれなければ何もかわりません。

私の経験でも、受験勉強を含めて人生で何度か経験したスーパーやる気サイヤ人みたいなモードはふとした瞬間に「やらなきゃやばい!」と自分で思ったことで発生しました。ですので、この瞬間ばかりは外野の人間からしたら待つほかないのだと思います。

もちろん、水を飲みたいと思ったとき水飲み場が遠すぎないように −勉強しなきゃまずいと思ったときに、時すでに遅しとならないように−生徒に発破を掛けていく必要はありますので、生徒の志望校との距離を考慮して声はかけます。しかし、水を飲みたいと思うのは生徒の気持ちですからこれは待つしかありません。

入塾前のお問い合わせや面談で「息子/娘はあまり勉強に焦りがないのですが、いつから入塾したらよいでしょうか?」と質問されることがたまにあります。「本人がやりたいと思った瞬間です」と答えますと鳩が豆鉄砲を食らったような反応をされてしまいます。「今でしょ!」を期待されているのでしょうか・・・。

最低限、入塾する段階では本人が「やりたい」という気持ちがないと塾での勉強は苦痛でしかないでしょうから、やりたい気持ちが芽生えないうちは塾の費用がかからないのをラッキーと思って美味しいご飯でも食べた方がいいと思います。

では、どういう素質の人がやる気になりやすいのでしょうか?明日の記事で考えてみたいと思います。

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