月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

高校数学が難しく感じるのはなぜ?:結果が出るまでの閾値の違いについて

昨日までの記事で書いているとおり、何をするにも結果を出すまでに一定量の練習や努力が必要です。patienceというやつです。

どの分野でも楽しもうと思ったらそこそこのpatienceが必要なので、この必要量は黄金量という名前をつけてもいいんじゃないでしょうか。

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この黄金量を乗り越えると、やっと物事の楽しさが感じられるようになり、のめり込んでいく。私がスパルタコースなるものを開発しているのは、これがあるからです。この黄金量を乗り越えたことが無い生徒は、強制的にでもまずは1度乗り越えさせることが必要です。

勉強以外では、私の経験ではまずはギターですね。これはFというコードをおさえられるようになるまでの練習というのが黄金量です。ゴルフもそうです。初めてコースをまわって180とか叩いて、楽しくないし金かかるしイライラ!!と思いながらも練習場へ行って黄金量をすぎるとだんだんスウィングが安定してきて、球が飛んでいくのが気持ちよくなってくる。

ちなみに中学の範囲の勉強はこの黄金量が極めて低い量で設定されています。で、高校で数学や英語につまづく生徒に共通した認識というのは、高校数学や高校英語におけるこの黄金量の設定が中学のそれよりも2倍3倍の量に設定されていることに気づかずに、同じ調子で勉強してしまって出来ないというものです。

ですので多くの場合、これに気づいて大量に勉強することで得意になっていきます。私は高1の授業で「とにかく数学で学年トップクラスになるように!!」と春期講習から4ヶ月間連呼したのですが、この程度の覚悟があってやっと黄金量をクリアできるからです。

どの分野でも黄金量があると気づければ、あとは何にチャレンジしても「そのうち結果が一気に出てくる瞬間が来るぞ」と思いながら努力することができます。

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