体験授業や入塾を希望される方にはまず個別に説明会を実施していますが、説明会で私から強く「是非入塾して頑張りましょう！」と言うケースはほとんどありません。むしろ「家庭教師の方が良いのでは？」とか「今の塾に通い続けては？」と提案するケースもあります。もちろん、私の授業や指導方針には自信がありますので、まっさらな状態であればほとんどの生徒にとって私のところで勉強することで、その生徒の最大限の学力を発揮できると思います。
ではなぜあんまり勧誘しないのかというと、本人の意思でスタートすることが大切だからです。生徒自身が「ここで勉強したい」と思うことがスタートではないと2-3年かかる大学受験の長期戦のどこかで、投げ出してしまいます。これが中学生向けの塾なら、嫌々でも週に3回×3時間の授業を受けるだけでまあまあの成績Upはするでしょう。中学生の勉強は週に9時間も継続すれば結構網羅できちゃいますからね。しかし、大学受験では塾で勉強する時間以外に、どれだけ自習出来るかが合否を分けます。つまり、誰にも制限されない自由な時間を自主的に勉強に向かわせられるか、ということです。
自主的ではなく、受け身の生徒が塾に来たらどうなるかというと、おそらく私は相当頭を悩ませると思います。なぜ勉強しないのか？どうしたら勉強するのか？塾に何を期待しているのだろうか？･･･しかし、もともと自分から勉強したいという動機を持たない生徒にいくら悩んでも時間をどぶに捨てるようなもので、ムダに終わるのは間違い無いでしょう。
私は、授業中だけでなく帰宅してから寝るまで、起きてから授業をするまで、場合によっては夢の中で、ほぼ24時間体制で塾のことを考えています。もちろん、「次の広告のメッセージはどうしよう？」「ブログに何書こう？」といったことも考えますが、実はほとんどは生徒に関することです。「〇〇君が不足しているのは何か？どうすれば解決するか？」「〇〇さんが学校と部活とうまく付き合いつつ、受験勉強するにはどういう指導が良いか？」「というかなんでみんな部活なんて悠長に続けているのか？笑」といったことを、全ての生徒について考えています。そう考えると、うちの塾に入塾すると脳みそが1つ増えたようなものなので本当にお得ですね（笑）。うちに通塾できる距離にいる中高生は絶対来た方がいいですよ。ちなみに、私が脳みそフル回転するのは実は一番最初の個別説明会のときで、説明会に来てくれた生徒が最大限の結果を出すにはどうしたら良いかとかなり中立的に1時間程度で考えますので、弁護士みたいに初回相談料とってもいいんじゃないでしょうか？それは言い過ぎか（笑）
受け身の生徒に無理矢理入ってもらって毎月数万円の月謝を頂いて、ありがたく教材費（つまり別の生徒の利益）に回させていただき、受け身の生徒も10人居れば1人くらい芽が出るかも、とかいう考えもあるかもしれませんが、誠実ではないし入塾してもらう以上その生徒のことをどうしても考えてしまう（＆考えたら解の無い問題を解く拷問におちいる）ので、それなら気持ちが主体的になってから体験授業を受けて頂いたほうが生徒のためかな、というのが現時点での考えですね。
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