月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

仕事はやるべきことから考える

1年前に会社を辞めたときには実は今の仕事はそこまで想定していなくて、色々考えた末にたどり着いたのですが出発点は「やりたいかどうか」ではなくて、「すべきことは何か」というものでした。

この辺は、一番最初の頃の記事に3部作でまとめているのであらためて書くことはしませんが、「すべきこと」つまり大義名分を掲げることから始めないと長く続く動力になりえないと思ったからです。

すべきことというのは結構壮大なスケールで考えまして、今もしくはこれからの日本において問題となるのはどのようなことか、というレベルでとらえています。もちろんその種の課題はいくつもあるので、それを絞り込む過程でやりたいとかやりたくないという議論になるのは自然なことだとは思います。

私が取り組みたいと思った課題は、好奇心の低下です。これは目に見えないし、統計にもならないので本当に低下しているのか、もしくはしていくのかは想像でしかありませんが低下していっていると考えました。この点において自分はアドバンテージがあるので、いくらかは解決する力があるかもしれないと。というかこの領域に限っては、私がやらなかったらほとんどの人は何も出来ないだろうと思いました。経済学でいう比較優位の考え方です。

しかし、いくら私が「問題です!」と叫んだところでそれがビジネスとして成り立たなければ軍資金を霧散して終わってしまいますから、ニーズがあるかどうかというのは大事な観点です。

ということで今の仕事というのは3つの事象の重なり合う部分、つまり
[日本の課題] かつ [自分ができること] かつ [ニーズがあること]
という領域を絞り込むことで、まずは塾だとなったわけです。

ですので塾講師という職業に憧れも誇りもありませんが、ここで塾を開くことで、日本の課題解決につながっていく(かもしれない)ことが恍惚なわけです。が、こんなことをいちいち説明しても長いので、塾はやりたかった仕事ですか?に対しての答えは簡潔にNOとなるわけです。

ある程度の年齢になると人が最もやる気になって動かされるのは他者に対する貢献であるので、仕事を「やりたいこと」から考えるのではなく「やるべきこと」から考えるのは合理的だと思うのですが、いかがでしょうか?

 

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