月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

志望校を決める前に受験勉強を始めてはいけない

今日も甲子園を見ました。中京(愛知) - 関東第一(東京)です。ずーっと0-0で、最後9回裏にホームラン1本で決着がついていました。一見、最後の最後はあっさり終わったように思えますが、この1本の裏には膨大な練習があるはずですから必ずしもあっさりというわけではないでしょう。今日も感動しました。

さて部活であれば「甲子園に出場する」とか「県大会で優勝する」とか具体的に目標を決めて、その上、口に出すことも少なくないのに受験勉強となると目標を決めている人の割合は結構少ないです。清須市を含む愛知県の尾張地域では名古屋大学というのが一つの指標になっていますが、あまり行きたい意欲をかきたてる大学ではないのか、名古屋大学にどうしても行きたいという生徒はあまりいません。

となると多くなってくるのは名大に届かないと思い込んでいる生徒なら控えめに「国公立大に行きたい」という人がほとんどですし、名大くらいなら届きそうな生徒だと「名大以上に行きたい」という言い方になります。どちらも、極めて曖昧な目標といわざるを得ません。

予想では、前者のケースでは本当に地方の偏差値50くらいの公立大学に進学して、後者は三重とか岐阜大に進学するのではないでしょうか。曖昧な目標で合格できるのは偏差値50-55くらいまでで、それ以上になってくると明確な目標をたてている者同士の競争になってくるので、曖昧な人は居ません。

目標は明確にたてるべきです。逆に、明確に目標がたったら受験の半分くらいは終わりです。あとは、それをじゃんじゃん友達に話して自分を追い込んで、やるべき勉強をやればめでたく合格です。周囲に明言できないのは、自分に保険をかけているのです。自信がないから、落ちたときに恥ずかしい。だからいわない。

地方公立という不利な立場での受験は、全速力で3年間を走り抜けること。保険というブレーキは不要で、アクセルを踏みっぱなしに出来るかどうか。

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