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月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

東京都の通勤事情

会社員時代のこと

大学を卒業して入社した会社は本社が新宿にありまして、私は小田急線という新宿〜小田原を行き来する路線にある経堂という世田谷区の街に一人暮らしをし始めました。新宿へは小田急線の他、京王線、中央線、山手線、丸ノ内線、大江戸線とかなりの選択肢があり、会社のビルに直結する京王線や大江戸線を選ぶ人が多かったように思います。ビル直結だと雨の日に濡れずにすみますからね。

私は地下鉄があまり好きでは無いので小田急線沿いを選びました。経堂(きょうどう)は大学、私立中高、商店街、住宅街が一緒になっていて賑やかなのに住みやすい良い場所でした。5分歩けば、ラーメン屋3軒、コンビニ2軒、歯医者2軒、薬局2軒、接骨院2軒、スーパー2軒、その他中華、カレー、うどんそば、食器、公園、コインランドリー、なんでもありましたから。

しかし通勤は大変でした。経堂は各駅停車と準急の2種類の電車が止まるのですが朝の混雑時はホームに人があふれていて、電車の混雑によっては整列していても電車に入りきらないので「こりゃ無理だ」と思ったら目の前の満員電車を見つめながら4分後の次の電車を待つことになります。さすがに先頭に並べば乗れることは乗れるのですが、それでも電車のドアが開いた瞬間は、果たしてこの満員電車に一体何人が乗れるのだろう?というほどスペースが無いのです。1歩ほど足を踏み入れれば、後続の人たちが私の背中を押し込むようにしてなだれてくるので、不思議なくらい詰め込まれるわけですが。一度、満員電車でカバンを手放してみたらカバンが浮きましたからね。ものすごい密度でした。

これでも慣れてくれば晴れの日はまだ良いんですが、問題は雨の日です。雨になると乗車がスムーズにいかなくなるのか、電車が遅れるんですよ。1分遅れればその分ホームには人が増えますから乗るべき人が増えますし、乗れたとしても電車内の湿気が大変なことになっていますから、とても不快でした。私は18分ほどの乗車時間だったのでまだマシでしたが1時間以上座れずに乗っている人は仕事を始めるまでに疲れてしまいますよね。

この満員電車で本を読むというのは極めて困難ですが、運良く座れた場合や、ドア近くのスペースを確保出来た場合はなんとかなります。文庫くらいなら工夫は不要ですが、新聞を読むとなると読みかたにコツがありまして、まずこんな風に新聞を縦に半分に折ります。

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その後、この裏面を読んだあと2面をめくって同じように縦長になるように折り目を強くつけます。

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紙面の分割によっては行ったり来たりする必要があるんですが、これだと新聞を文庫本と同じくらいのスペースで読むことが出来ますから混雑した車内でも迷惑になりません。私が入社した2008年はまだ新聞を読んでいる人が多かったのですが、2009年頃からiPhoneが流行りはじめてスマホでニュースをチェックする人が増えていったように思います。

それにしても入社当初は本当によく働きました。朝7時の電車にのって25時57分の終電で帰り、帰宅して1時半。持ち帰ったパソコンで1時間仕事をして、翌朝寝坊しないようにベッドには横にならず、ベッドを背もたれにして床で寝ていました。今思えば、よくこんな生活でカラダがもったなと思いますが、やってる最中は案外平気なんですよね。日曜日の夜は本当に憂鬱でしたけどね(笑)。