月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

数学は解法を覚えるのに英語は覚えない

数学を勉強するとき、いきなり問題を解こうとする人はいません。たいてい、公式や解法を暗記してから類題を解き、類題が解けるようになったらいくつかの公式を利用する複合問題を解くように練習します。

しかし英語の場合は、いきなり問題を解く、つまりいきなり英文にあたって「読めた」だの「読めない」だのと一喜一憂する人が多いのです。英語も数学も学力を上げるための道のりというのは基本的には同じです。数学は解法を覚え、問題を解くのですから、英語も同様に解法つまり英文を読むルールを覚え、その後に平易な英文から読み、いくつかルールを覚えたらやや難しい英文が読めるようになり・・・最終的に国立大学の和訳問題のような複雑な構文もとれるようになるのです。

f:id:sodeng:20151018205431p:plain

表にまとめるとこんな感じです。

とくに地方公立の高校生がよくこの手のミスを犯すのですが、英単語と文法を暗記してもそれは解法の暗記、つまり英文をよむルールを暗記したことにはなりません。皆が勉強しているのは文法問題のための文法であって、英文を読むための文法ではないのです。

こういう英文を読むルールを勉強すると1週間や2週間では結果はでませんが、3ヶ月くらい根気よく続けていくと英語力が向上していることが実感できます。しかし英語は数学より入試レベルまで持って行くのはラクで、センターレベルなら最短半年で読めるようになります。ただしセンターは速読が必要なので、さらに半年くらいかけて速読できるようトレーニングしなければなりません。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp