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月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

大学受験は魚鱗の陣で攻めるものです

戦国時代の戦い方で魚鱗(ぎょりん)と鶴翼(かくよく)というのはご存知でしょうか?

魚鱗というのは兵士の数が少なく劣っているときに敵陣を一点突破し蹴散らすというもので、鶴翼というのは逆に兵士の数が多いときに相手を誘導し少しずつやっつけて消耗させるという戦い方です。

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大学受験というのは魚鱗の戦い方を真似して進めるのが良いのです。たとえば今まで勉強をしなかった理系の高校2年生がこの時期(2年の10月)にやっと本気になったとしましょう。もう国立は難しいですから私立狙いにはなりますが、まず何から手をつけるべきかというと英語か数学です。間違っても、英数理同時に開始してはいけません。

ここでは数学から開始することにします。まず2ヶ月くらいかけて一気に数学を育てるのです。それから徐々に英語も始めて、3年までに英数をそれなりの形にする。そうすることで数学は夏休みおわりくらいまでには得意科目になっているはずです。得意科目があれば合格点クリアの計画が立てやすくなります。その後、ラストスパートで英語・理科を育てて、トータルの得点を上げます。

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では国立狙いならどうでしょうか。高1から勉強を開始するなら、ある程度計画的に英語・数学の2科目を魚鱗の先頭にすることができます。塾で高1の生徒に言っているのは、とにかく英数をさっさと仕上げるということです。

高2秋くらいまでに英数を仕上げて、その後理科や地歴に時間を注ぎます。

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では、間違って鶴翼のかまえをしてしまった場合どうなるかといいますと

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どの科目もまんべんなく仕上げようとすると、どれも仕上がるのが遅くなってしまい、国立二次試験に対応できるほどの学力までいかない可能性があります。国立狙いで高1からこつこつ頑張ったのに、最終的に地方の国立(旧帝大ではない)にしか届かないというのはこういうケースではないでしょうか。

魚鱗や鶴翼の違いというのは各科目に費やす時間配分を変えるというだけの意味ではありません。魚鱗で一気に科目を仕上げると、その科目が好きになり得意になることが多いのです。たとえば今、英・数・物理の3科目で受験まで20時間の世界としましょう。

魚鱗のケースでは、最初の10時間に数学だけやります。数学が得意科目になり、その後も楽しく勉強できました。数学が出来るので物理も得意になり、英語はまあまあでした。

鶴翼のケースでは最初から最後まで英数物理を平均的にやります。どの科目も得意でもなければ、苦手でも無い。しかし、得意科目が無いのでセンター試験は解けるものの二次試験まで解けませんでした。これがありえます。

とくに学校の指導だけに頼っている高校生は自分の勉強が鶴翼になっていないか、気をつけてください。 

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp