月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

他人を変えるのは難しい

基本的に他人を変えることは難しいというか不可能です。塾を開く前にある中学生たちを教えたのですが、勉強やる気があるわけではなくかといって無いわけでもない、成績でいえばオール2-3くらいの下位層です。色々な手で彼ら彼女らにアプローチしてみましたが、結局のところ私が何か作用しようと思って出来るものでは無かったのです。

授業を面白くすべく色々工夫したり、色々な話をしてみましたが結局それでは変わらないし、変わる気が無いからただのうるさい大人にしか見えなかったでしょう。かと思えば、別のクラスでは授業という授業をせずに生徒の会話の相手だけしていたら私のことをおもしろがって勉強に向かいだしたり、一方で私が何もいわなくてもいつのまにか勉強大好きになっていたり。

もうこれは、諸行無常の世界だなと。

私から作用しようとすることにあまり大きな意味や効果は無いのです。川の流れをせき止めようとするようなものです。

コッコウリツが好きなこの土地で縁あって塾を開きまして、一方私は僻地の国立にいくくらいなら東京に出た方がずっと良いと考えているわけですが、だからといって考えを変えて欲しいとは思いません。

せいぜい、「東京に行きたい」とか「実は名大なんて興味ない」とかぼんやり考えている生徒の不安を払拭できる程度ですが、それでもその気持ちを応援できれば塾を開いた価値が十分あったのだと思いますね。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp