月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

英語における「長文」というジャンルの不思議

最近、おかしいなと気づいたのは英語における「長文」というジャンルです。

「長文ができない」「長文が苦手」とか何なんでしょうか?

よく考えたらおかしくないですか?長文ってただ単に短い文章がたくさんあるだけですよ。私のブログには2000文字くらいの記事もあれば400文字くらいの記事もありますが、400文字の記事が読める人が2000文字が読めないなんてことは無いですよね?

同じように英語も長文だから出来ないとか、基本はありえないのです。長文が読めない人は短い文も読めません。1つのセンテンスが中途半端にしか読めていないから、それの集合である長文が読めないというだけです。

ということは長文が読めないという人は、「長文読解」というような単語がタイトルに入っている参考書を買っても何の意味もないのです!それが6段階くらいに難易度がわかれているような参考書でも同じです。レベル3なら読めるがレベル4は読めないという人がどれだけレベル3の参考書を繰り返しても、いつまでも4は読めるようになりません。それが問題を解くような形式なら尚更です。意味無しどころか時間の無駄!問題が解ける≠英文が読めるです。順番として英文が読めるようになってから問題が解けるようになるのです。

ということはレベル3なら解ける、というのもあやしいもんで、レベル3の簡単な英単語の組み合わせならなんとなく意味を想像できるからたまたま問題も解ける、そんな人が少なくありません。レベル3が解ける人が必ずしもレベル3の英文を正しく読めているとは言えないのです。

模試で長文が出来ない、そういう人はまず英語の読み方をそもそも体系的に勉強したのか反省しましょう。

清須市の大学受験 相伝学舎
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