月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

受験生の経営資源

大学受験生が使える資源といったらなんでしょうか?

企業経営においてはヒト・モノ・カネといって、従業員、工場などの設備、資本金というのが資源と言われています。

大学受験生という観点でみてみると、基本的には時間です。

親の財布という意味ではカネも含みますね。ただ、子供が塾に行きたい・参考書が欲しいといって拒む親も少ないでしょうから、常識的な範囲においてはカネというのは平等な資源といえるかもしれません。

とすると時間というのが大切になるのですが、意外とみんな時間という資源を無駄遣いしているんですね。

 

「なんとなく役にたちそうだから学校の勉強をやっておく」

これが時間の無駄遣いを象徴する受験生のセリフランキングにおけるナンバーワンであることは、過去も未来も変わらないでしょう。

 

こういうのを思考停止と言うのですよ。

常に「これは今するべきなのか?本当にやる必要があるのか?これを1時間取り組むよりも効率的な1時間の使い方は無いのか?」ということを考えられれば、時間の無駄遣いというのはありえません。

しかし100人中97、98人くらいはこのように思考できません。

だからこういう思考ができる2-3人になることができれば、それだけでアドバンテージなのです。

 

でもこれは生まれつきのセンスみたいなところがあるので、この記事を読んで「へーそうなんだ、俺もやってみよう」と思う人は、今までも出来ていないしこれからも出来るようにはなりません。3-4日くらいは出来ると思いますけど、5日目くらいには完全に元に戻っていますよ。

 

「なに当たり前のことを言っているの?」

と思えた人は、今までもこれからも普通に出来るので心配不要です。

 

ビリギャルのように「君も頑張ればなんでもできるよ!」というのがメッセージとしてあふれていますが、生まれつきの要素や15歳までに身につけた要素が大きいのは否定の出来ない事実です。

聞こえの良いメッセージは、あなたを喜ばせるためのものです。

 

自分は100人のうちの98人、平凡で才能の無いほうに属するということを認めてそのうえでどう努力を積み上げるか、こういうことも考えたいものです。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp