月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

物理の勉強の結果:部分的に達成しました

昨年10月から開始した物理の勉強ですが、結果を報告します。

物理の勉強をはじめました - 月刊木村:清須市で営む塾での日々

 

この記事で「年明けのセンターで9割」と目標をたてましたが、今年のセンター試験を解いてみた結果は

64点

9割どころじゃないですね。

今年の平均点は62.32点ですから、平均よりはマシだったというレベルです。それでも1日1〜2時間、10月末からの3ヶ月弱での勉強の結果としたらまあまあでしょう。

 

ただ過去問題を解いているなかで、2007年の過去問題で87点を取ることができました。これはおおむね9割なので、部分的に目標は達成です。

過去問題をとくと70点〜85点の間におさまることが多いんですが、3ヶ月で詰め込んでいるだけあって仕上がりが粗く、運動方程式とか波の干渉といった頻出問題であれば間違うことはほとんど無いんですが、今年でた波の方程式の一般型みたいにセンターではあまり出ない問題が出てくると公式を覚え切れていない分、どうしても失点が多くなってしまいます。なので9割とれるときは頻出問題が多いときで、6割に落ち着いてしまうときは見慣れない問題が含まれるときです。

とはいえ、見慣れない問題は出たとしても10点分くらいですから、「解法がまったく思いつかない」ような問題はほとんどなく、間違えた問題でも解説をみて自分のちょっとした間違いを発見する程度です。

 

今回、物理を勉強して本当によかったです。仕上げるまでにどれくらいの勉強を必要とするのかを把握していれば、受験勉強全体のプランを生徒ごとに考えるときに判断しやすいですからね。それだけでなく、物理の法則というのは人生に色々な示唆をあたえてくれます。こういう体系的知識というのはあればあるほど、人生の判断に役に立つものです。

物理のように独学が難しいと思われている勉強でさえ、適切な参考書を選び適切に勉強すれば3ヶ月で結果がでます。受験生の多くは学校の授業を2年くらいかけてセンター試験に取り組むわけですから、

 学校の授業の2年分<独学3ヶ月分

というのがおわかりいただけると思います。

 

私は常々内職を推奨していますが、内職という行為自体が重要なのではなく自習時間を確保することが大切なんです。自習というのは私が物理の勉強で示したとおり、勉強の効率が高い行為なのです。

トップクラスの私立高校の生徒というのは、みんな塾の勉強+自習で勉強をすすめています。もともとの学力の高さにくわえて、効率的な勉強ばっかりバンバンやっているのでそりゃ難関大学に受かります。

一方、田舎の公立高校生たちは学校の勉強で大学にいけるという思い込みがあるし、先生たちもそう洗脳しているので差は広まるばかりです。

 

客観的に見れば明らかに不合理なのに、当事者たちは何の疑問も感じていない、これ以上のホラーがあるでしょうか?学校に洗脳されている高校生と、北朝鮮に暮らす人の違いが私にはわかりません。

清須市の大学受験 相伝学舎
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