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月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

大学受験で強いのは公立進学校ではない

「コッコウリツ」支配の話 木村の考え

各高校の進学実績を見ると、どんなに頑張って勉強しても公立高校というのはせいぜい地方国立どまりで旧帝大以上の大学に合格できる人というのは本当にわずかなのだということを感じます。

中学時代の同級生100人を集めたら、現役で旧帝大や早慶レベルの難関大学に合格する人はせいぜい1人、多くて2人程度というのが実感です。

残念ながら公立高校というのは進学校であったとしても大学受験では非力であり、強いのは中高一貫の私立高校なんですよね。

愛知県というのはとくに名門私立が東海、南女、滝くらいと絶対数が少ないのでどうしても公立のトップ高校=すごいみたいなイメージありますけど、受験勉強において強いのは私立です。全国区で有名な私立高校といえば、開成や灘くらいですが、大学受験に強い高校なんて麻布、海城、桜陰、浅野、などいくらでもありますからね。私の大学時代を思い返しても、中高一貫出身の生徒が本当に多いなという印象でした。(慶應大学では新歓の飲み会等で自己紹介をする際のかけ声として「〇〇高校出身〜!」と言って「名門〜!」と声を掛けられるという風習があります)。

彼らは6年間かけて大学受験勉強をするだけでなく、普通に塾や予備校通いをしますからね。時間があるだけでなく、さらに金を使ってくるという、強敵です。

それにたいして地方では・・・

中学時代に先生の顔色を伺う技術を身につけ、しょうもない高校受験を乗り切り、たいして効率的でもない学校の授業で大学受験に挑む。しかも学校によっては「塾や予備校は不要」という先生もいますが、どの口がそんなこと言えるんでしょうか。

勝敗は明らかです。

とはいっても地方の学生は地方に残る人がほとんどなので、そういう人にとってはびっくりするような難関大学にいけなくとも地元の適当な大学に進学して、卒業後には地元の適当な企業に就職して、20代のうちは中高の同級生と年に1度あって飲んだりして、結婚して実家近くに暮らせればそれでOK、というのも事実なんですよね。

そういう人生ならどんなに僻地でも「コッコウリツ」に進学できれば他の私大卒業生と比べて少しは泊がつくというものだろうし、生涯にわたって自尊心を満たしてくれるんでしょう。

本当、愛知県のお父様・お母様のみなさんは「コッコウリツ」と大合唱するのをやめたほうがいいですよ。北海道の僻地なんとか公立大学とか、青森のど田舎なんとか公立大学とか(実在するか知りません)、偏差値の低い公立であっても「コッコウリツ」でひとくくりされているのは意味不明だし、みんなが「コッコウリツ」と言うから先生も生徒も完全に思考停止でその数字を追いかけている。

たとえばこの辺なら名市大とか三重岐阜大学など、手頃な難易度のコッコウリツがいくつかありますけど、中途半端なコッコウリツいくくらいならマーチであっても東京の私大いにったほうが可能性は広がります。ましてや、東海圏の国公立大学なんて、出身者のほとんどが東海圏の公立高校なんじゃないですか?多様性ゼロ!

たしかに受験勉強は自分を成長させてくれるし、本をたくさん読むことも知識を与えてくれます。しかし何十冊の参考書や本も、一人の人間との出会いにはかないません。入学の難易度で考えれば地方のコッコウリツにいくのも、東京の私大にいくのもそこまで差はありませんが、全国からいろんな人が集まるのは間違い無く東京です。

地方公立高校生の第一の勘違いは、自分が「優秀な進学校」の生徒であること、第二の勘違いはコッコウリツに無条件に価値を感じていることです。

4月からあこがれの〇〇高校に進学できたみなさん、良かったですね。しかし、自分が井の中の井の中の蛙であることに気づければもっとよいですよ。

 

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp