月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

休暇中の出来事④

昨日は撮りだめしておいたテレビの録画を見ました。私は22歳のときに一人暮らしをしはじめてから3年くらいテレビのない生活をしていたほど、テレビ番組に興味がないのですが4年目にノリで50インチのプラズマテレビを買ってからはたまに録画したものを見ることがあります。(テレビを見るためではなくてホームシアターを作りたいと思い買いました。なので音声は5.1chと超豪華です)。

テレビ番組が好きではないのは、見ていて学びが無いからです。ちょっと笑えたとか、ちょっと雑学が増えたとかは人生で不要、というか完全に時間の無駄だと思っているのでバラエティ番組などを放送時間中に1時間見るなんてことは過去10年でほとんどありません。4年に1度くらいどうしても大晦日の8時〜12時にテレビを見ざるを得ない状況になったりするのですが、その時は大変苦痛です。歌なんてyoutubeで好きなものを好きな時間に聞けと思います。

たまに録画する番組というとドキュメンタリーとか科学系の番組なのかというとそういうわけではありません。まじめな番組を見るくらいなら、同じテーマの本を買った方が学びが多いからです。

では何を見るかというと、一般の人の人生に切り込んだ番組ですね。世界の奥地に住む日本人系の番組とか、20代の若者のそれぞれの人生、みたいな番組とか、そういうものです。

他人が何を考えてどう行動しているのかというのは、それ自体から学ぶことこそあまりありませんが示唆するものはあります。また、自分がいかに狭い世界で生きているかを再確認することもできます。とくに先生という職業は中高時代にそこそこ勉強が出来て4年制大学に進学した、という極めて平凡な人生を歩んだ人の代表的職業でもありますから、どうしても視野が狭くなりがちです。今のところ、同世代で多くの人間が大学進学をするので大学受験というのは無難な選択ではありますが、色々な選択肢があることを忘れたくないものです。