月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

授業を改善

最近英語の授業で新しい文法の参考書を導入しました。高2の授業は今まで和訳テスト→解説という流れだったのですが、この参考書を導入したことによって文法の説明→テスト→解説、という方式で出来るようになりました。

英文解釈というのはそもそも知らないとできるものではないので、この形式は無駄が無くて好感触です。

解説→テスト→解説、という流れは言われてみれば普通かもしれませんがこのやり方でやってみようと思った時には「大発見をしてしまった!」と思いましたね。

私の英語は理詰めで教えます。初めて参加する生徒は、自分の読み方がフィーリング頼りだったことに気づくことが多いようです。不思議なことで、高校でどれだけ文法を教わっても実際の読解においてはその文法は1mmも活かされずにフィーリング頼りになってしまうんです。長いセンテンスでも分解すれば簡単な構造+複数の修飾語というだけなのですが、この読み方を教わることはありません。センテンスまるごとの解釈ではなくせいぜい一部分の日本語訳が与えられる程度でしょう。センテンスが長くなるにつれ、中学時代に理解していた簡単な受動態や時制さえ見落としてしまい、全く読めていないという生徒は大多数なのではないでしょうか。高校の英語というのはどれだけ勉強しても良くならないどころか、やればやるほど読めなくなる不思議な英語だと、私は思います。

文法を用いて論理的に英文を読み解くことが大切です。文法とはそれ自体目的として覚えるべきものなのではなくて、活用するための手段であることを認識しましょう。

清須市の大学受験 相伝学舎
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