月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

五条高校生は教えやすい

私は高校のやり方が好きでは無いのであって、別に五条高校の生徒が嫌いなわけではありません。というか、他の高校と比べて無理矢理でも勉強させられている雰囲気で生活しているからか、勉強量が多いので教えやすいです。

最近、高校2年生のクラスで2人、五条高校の生徒が入塾してくれました。どちらも入学してから数学の学力が下がっていってしまい、このまま勉強を続けたらまずいというのは分かっていて、その解決にと塾にきてくれました。

一人は3月頭、もう一人は3月末から体験入塾が始まって、数学の勉強のやり方をおしえて二次関数から勉強しなおしてもらったのですが、短期間の勉強にもかかわらず4月頭の校内実力テストですぐに結果を出していました。

一人は300位前後/360人→25位くらい/文系160人、もう一人は80位/90人(全統)→70位/理系180人、分母が違うのでパーセンタイルで表すと84%→15%、89%→39%です。

「前までは、センスのある人しか数学は出来るようにならないと思っていました」

とそのまま広告にのっけられそうな発言を頂いたので紹介しておきます。

 私は体験入塾では結構多めに宿題を与えるのですが、生徒の様子を見ていると、スパルタ高校だけあって五条高校の生徒は全体的に耐性が強いです。西春や一宮西も同じような感じで、それ以外になると過去の累積勉強量が少ないし、体験入塾中も宿題の取り組み程度が五条高校生と比較すると劣ります。

「こうやって勉強してみて」というのを、私が要求する量きちんとやってくれるので五条高校生は教えやすいし、すぐに結果が出やすいのだと最近思います。

一方これを踏まえても、受験勉強をやるのも自由、やらないのも自由だが、そのなかで自分はやるという選択をする、というのが理想的環境であるという考えはもちろん変わらないのですが、誘惑を振り切って勉強だけ出来る人間というのは割合としては少ないです。私はやるべきことだけに集中できるタイプですから今15歳だとしたら五条や西春は選択しませんが、そうでない多くの人にとってはそこまで悪くないのかもしれません。

ブログ読者の皆様で、「木村がおすすめしていない五条高校や西春高校の進学はやめておこう!」と思っているかたがいらっしゃれば、私は(脱サラしているように)やるべきことを思い切りよく判断して行動に移せるという性質があるからそう述べているということをご理解ください。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp