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月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

構造の問題と数学 1

今日、面談で話した内容は我ながらナイスなことだったと思うのでブログでも紹介します。最近以下の2つの記事で数学苦手の原因についてご紹介しましたが、一言で言ってしまうと「量が足んねーよ」ということで終わってしまいます。

高校の数学苦手の原因は 1 - 月刊木村:清須市で営む塾での日々

高校の数学苦手の原因は 2 - 月刊木村:清須市で営む塾での日々

で、私の解決方法は、分かりやすい授業でもなければ秘伝の参考書でもなく、「量を増やそうぜ」という話で、これまた一言で終わってしまいます。(もちろん、各単元でつまずきやすいポイントは点在していて、そういうツボはちゃんと伝えますが、基本は自習をどれだけ充実させるかです)

だから今後私が偉そうに「生徒の数学がこんなに伸びたぜ!スゴイだろ!」とブログで自慢することがあっても、それはただ他の科目の時間を全て数学に回させて数学を得意にさせたということであって、「それだけやれば得意になるのは当たり前やんけ!」と突っ込まれたら「はい、おおむねその通りです」と認めざるを得ません。

しかし、一見簡単に見える「時間を確保する」というのは尾張地域の高校生にとっては極めて困難です。というのも、みんな構造の問題にはまってしまっているからです。

つまり、毎日学校の授業をしっかり聞いて、授業ごとの宿題や週末課題をしっかりやって、定期テスト勉強をしっかりやって・・・という習慣が自分の勉強リズムを固定してしまって、数学の演習量を増やそうにもせいぜい30分か1時間、寝る時間をけずって増やすくらいしか出来なかったりするのです。

で、今日面談の生徒の普段の生活を聞かせてもらったところ、普段の授業・宿題・部活動で放課後の時間割がほとんど決まってしまっていて、毎日数学に割ける時間がやはり1時間プラスできるかどうかという状況だったので、「一応、入塾直後はしばらく個別で様子を見てあげられるので二次関数の単元で数学を身につける方法を教えることは出来ると思うが、その後のことを考えると今の生活を維持したまま数学が得意になるのは私の教え方では難しいと思う。」とお伝えしました。

30分や1時間勉強量を増やしたところで、どんなに効率的な勉強方法を教えても数学が出来るようになるとは私には到底思えません。数学が苦手な生徒がセンター試験や国立二次の数学を解けるようになるためには、半年間は自分の勉強時間の8〜9割を数学だけに費やすくらいの時間配分が必要です。

ひょっとしたら、もっと少ない時間で出来るようになる方法もあるのかもしれませんが、私がこの塾で教えられる方法でいったら必要な時間はこのくらいです。

だから、日中の時間の使い方をみなおして一番大切な構造の問題を解決しませんか、というのが私からの提案です。

今いる塾の生徒たちも、私の授業が分かりやすくて数学が出来るというのではなくて、私が「数学をひたすら頑張れ、あと英語も」と言っているからとりあえず数学を自習の中心にしてみたら学年で一桁の順位をとれるようになっているのだと、私は考えています。

(これを読んでいる塾生諸君のうち、私の数学の授業が分かりやすくて好きだという者がいれば、申し出て分かりやすいと思う点を具体的に褒めるように。私が大変喜びます。)

さて、以上は「数学を得意にする」ための話であって、大学入試で合格最低点をとる方法としたら数学は苦手でも他の科目でカバーする、というやりかたもあるので、その場合には極端に数学の勉強時間を増やす必要はなくなります。

本日面談の生徒は文系で某国立大学志望ということでしたから、数学に時間が割けないようなら、センターでの地歴公民や二次試験の英語・国語でカバーするという方法もあるよ、ということを伝えました。どういう作戦で受験するかは自分次第なので、センター試験と二次試験の各科目の配点と、合格最低点をよく調べてどういう作戦で残りの時間を過ごすか考えてくださいね!

45分程度の面談でしたが、現状把握とその後の選択肢の提示としたら必要十分なものだったのではないでしょうか。good!

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp