月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

判断する機会を持ってほしいです

私が高校生をみていて心配しているのは、判断する機会が少ないことです。

宿題や小テストが多すぎて、自分で勉強する範囲やペースを決める機会が失われます。コッコウリツ志望が当たり前、みたいな雰囲気が強いので、志望校をまじめに考える機会が失われます。

成長、という抽象的な言葉を使わせてもらうと、人間の成長って自分で判断して行動したときではないと、得られないと思うんですね。

自分で問題を見つけて解決する能力のほうが大事だから、ただ暗記するだけの勉強は時代遅れ、みたいな意見を耳にすることがありますが、そんなことはなくて、ただの大学受験であっても志望校に合格するという理想をベースに、自分の現状とのギャップのどこに問題があるかを考えて、そのギャップの埋め方を計画するという作業はじゅうぶん問題設定&解決能力と呼べると私は考えています。

ただ、宿題とテストで生徒を圧迫するとそういうことを考える余裕がないですから、問題設定の能力も解決する能力も養われません。

大学に進学してからでも遅くない?いやいや、大学生になったらストレスからの開放で遊ぶでしょう。その後どう過ごすかですが、テキトーに過ごして終わるんじゃないですかね(偏見)

高校生にとって、大学受験というのは上記の能力を磨くよい機会だと思うんですが、実際はそんなことを考えている人はなかなかいませんね。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp