月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

数IIの三角関数で待ち構えている落とし穴

そろそろ数IIの三角関数に取りかかっている高校生も多いのではないでしょうか。数Iでsin,cos,tanという高校生らしくなじみの薄い記号になれたところで、数IIでは弧度法というあたらしい角度表記が出現します。

数IIの三角関数自体はそこまで難しいものではないのですが、弧度法というのは慣れるまでやっかいな存在です。

π [rad] = 180°

と言われても、今まで3.14でしかなかったπが角度なの?π/6が30°って何?

と、困惑してしまうはずです。

高校時代の私は完全に困惑しており、問題をとくどころではありませんでした。というわけで、私が前回の授業で高1の生徒に伝えたことは、

「π、π/6、π/3、π/2など代表的な角度はさっさと丸暗記しておくこと」

ということです。

これに慣れていることが問題そのものにとりかかる前提であり、授業の解説中に「あれ、πって3.14だっけ?180°だっけ?π/6って30°?60°?」などと頭にはてなマークをつけているようでは、解説に集中できません。

教える側は、度数表記も弧度法表記もほとんど違和感なく使いこなせるのでこういう点をスルーしがちですが、教わる側にとっては重要な問題です。

blogを読んでいる高校1年生のみなさんは、数IIの三角関数に進むときに有名角の弧度法表記(0,30,45,60,90あたり)を丸暗記してみてはいかがでしょうか。

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