月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

小さなことでも自分で判断せよ 5

ついにタイトルが5になりました。ブログってタイトル考えるのが結構大変なときがありまして、思いつかないんですよ。数字ふって連載風にするとラクです。

理想論を振りかざしてうまくいき続けるのかというと、現実は色々です。放置して様子をみるのを基本スタンスにしていますが、「こりゃアウトだ」と判断して介入することも年に1回くらいあります。

最近では高1の数学で三角関数のテストをやらせたらボコボコで、一人くらい出来るやつがいればそのまま授業をすすめるのですが全員だめだったので世話を焼きました。

私の授業は講義中心で、説明を聞いてノートに写すくりかえしですが全ての時間を演習にして簡単な例題から授業時間に解かせるようにしました。添削を繰り返して、何がわかっていないのかを見極めて「ここはこうやって考えるんじゃボケェェ!おまえらやる気あんのかオラァ!」と暴言を吐きながら、手取り足取り解き方を教えています。(一部脚色しました)

これを授業時間にやると授業が進まないのでどこかでしわ寄せがくるのでやりたくないんですが、許容範囲を超えていたのでやりました。あと何回かは演習させないといけません。

これである程度は理解がすすむはずですが、それが彼ら彼女らのためになるのかは正直いって確信が持てません。ちょっとした学力と引き替えに、失敗から学ぶ機会を私が奪ってしまったという側面があるからです。

結局、「これが原因で理解が進まなかったのだ」という反省を生徒本人がしないかぎりハイレベルな学力など到底つくものではありません。反省などおかまいなしに無理矢理学力をつけても、将来たいして人の役にたたない人間を生み出すだけになるんじゃないでしょうか?

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp