月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

自由英作文は添削するほうもハード

今日が国立二次試験で、明日もまだ引き続き二次試験を受ける生徒もいますが、もう私に出来ることはないので大学受験は今日でひと区切りになります。後期にむけて小論を教えるかもしれませんが、最近ずっと続いていた英作文の添削と比べたらまだラクです。

英作文の添削はまず文法の誤りが無いか確認して、より英語らしい表現がないか考えて、中身のロジックをどう改善できるか吟味する3工程があり、100語程度のものでも2時間はかかります。

そういえばさきほど中学3年生が「学校の授業の英作文で起承転結がどうのこうのと教わりました」と言っていましたが、英作文と起承転結の相性は悪いんじゃないかと思います。

中学生が気軽に書く分にはひょっとしたらそれでいいかもしれませんが、大学受験でいうと起承転結よりも主張と理由の論理に重点があるのではないかと考えています。したがって私の添削も、明確な主張があるかどうか、そして理由に説得力(論理的なつながり)があるかどうかを基準としました。私は元来理屈っぽい人間であるのに社会人になってからその理屈に磨きをかけるべく、多様なトレーニングをしたので論理的つながりを考察するのは割と得意です。(逆に、感情の読み取りは極めて苦手)

ただどんなに得意であっても生徒のかいた作文の論理を読み取って、それを再構築するのは多大なエネルギーを要します。パソコンでいうとCPU使用率が上がる感じです。

文法のチェックと、より良い表現についても調べるのがそこそこ大変な作業なので、2名の添削が重なったときはハードでした。「キツいけどこれが入試の+1点に繋がる・・・」と思って乗り越えました。大義があればたいていのことはなんとかなります。

清須市の大学受験 相伝学舎
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