月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

指定校推薦狙いの人は注意

先日、高校の評定は大学入試に関係ないと書きましたがそれは「一般入試」での話です。大学入試には、一般入試の他にも指定校推薦、AO、自己推薦など色々な方式があります。大学入試といえば「一般入試」ですが、その次に有名なのは指定校推薦での入試です。

今までこのblogでは指定校推薦の話はほとんどしていませんでした。私の塾が一般入試を目的とした塾であるということと、近辺の高校では指定校推薦の制度を利用させない文化があり、そもそも知られていないし無関係だからです。

指定校推薦というのは、一般入試とは全く逆で、高校の評定平均勝負です。ざっくり言うと高校が「この生徒は優秀ですよ」というお墨付きをあたえて、ほぼ確実に大学に合格できる制度です。

各高校に、「早稲田大学1名、東京理科大学10名、明治大学10名、南山大学20名」などの推薦枠が割り当てられていて、学年の評定平均が高い順からいきたい大学を選んで、推薦を勝ち取ります。指定校推薦は私立大学の制度であり、国公立大学では存在しません。

だいたい秋頃に入試が終わって合否がわかる、というか基本的には合格になるので、他の一般入試の生徒達に悪影響があるとかないとかで、この辺のスパルタ高校では指定校推薦を利用していません。

この指定校推薦というのは、一般入試の難しい問題を解くのは無理だが、毎回の定期テストくらいならなんとかなるという生徒向けの救済制度のようなものです。長期的に学力をつけるのはダメでも、短期勝負ならなんとかなるという生徒は、一般入試よりむしろ指定校推薦を狙うほうが良いでしょう。

「えっ、指定校推薦のほうがラクそうじゃね?」と思ったあなた。その通りです。一般入試の耐えがたい緊張をすることもなく、高校のテストを乗り切るだけで結果が出てしまいますから、ラクです。

しかし、そんなラクな入試をせずになぜみんな一般入試にチャレンジするのか。それは、指定校推薦で自分が行きたい大学に合格するのが極めて困難だからです。

自分の高校に早稲田や慶應の指定校推薦枠があればまだしも、ない高校がほとんどです。仮にあったとしても、高校の評定が学年で1位とか2位じゃないと推薦を勝ち取れないので、割に合いません。さすがに350人中の1位を取るのは、相当な努力が必要だし、なんなら一般入試でも早慶合格できちゃうんじゃね、くらいの勉強量になるかもしれません。

結局、指定校推薦というのはなんとなく高校の勉強をして、なんとなく大学に合格したいという場合以外には、おすすめできません。仮に、自分が行きたい大学の推薦枠が1人しかなかったとして、2着だったらもうダメなわけです。そのときに自分が選べる大学は、たいして興味や魅力のない大学である可能性が高く、妥協できますか?という話になります。

清須市の大学受験 相伝学舎
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