月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

邪魔しないでください 1

今時メルマガといっても高校生諸君にはピンとこないかもしれませんが、私は唯一購読しているメルマガがあって、宋文洲というかつて日本で会社経営をしていた人のメルマガなのですが今週号で面白いところがあったので紹介しましょう。

 

この11年間、米国も中国も新興企業の成長が国の成長を牽引してきました。 皆さんは米国のことはよくご存じでしょうが、中国の最も価値のある企業を ご存知でしょうか。テンセントです。時価総額は3000億ドル(30兆円)を 超えています。テンセント自身の成長だけではなく、テンセントのWeChatが 中国携帯端末の共通OSになったため、中国の携帯メーカーもアップルに 勝つようになったのです。

HUAWEIやXIAOMIの携帯端末とWeChatの組み合わせでどれほど快適な生活できるか は中国で生活してみないとわかりません。これらの技術革新は全部ベンチャー 企業であり、国営企業や古い大手は一つもありません。中国政府の唯一の貢献 はベンチャー企業を邪魔しなかっただけです(メディアもベンチャー企業を バッシングしなかった)。

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日本ではホリエモンがライブドアをバリバリに経営していたころ、メディアが彼をボコボコにたたいて国は彼を刑務所にぶち込んで、足を引っ張りました。それに対し、中国ではとくにメディアも政府もベンチャー起業の邪魔をすることなく、今やhuaweiやxiaomiは世界的企業に育った、ということです。(私も今huaweiのスマホを買おうか相変わらずiphoneにしようか悩み中)

この「邪魔しない」というのは受験にも通ずるところがあるのです。というか、親からみた大学受験という分野で語ればもはやそれが本質であるようにも思います。過去にも

大学受験生の親が出来ること - 月刊木村:清須市で営む塾での日々 この記事で書いています。 

高校受験というのは塾が主体になって中学生たちを牽引して毎日を宿題の日々にさせることでもなんとか結果は出るのだろうし、高校受験をやっている塾はそういう方針でやっているところが多いことでしょう。とくに有名なところほど、そういう傾向にあるんじゃないでしょうか。

しかしこれが大学受験となると、他人が生徒を引っ張るというやり方では立ちゆかなくなります。範囲も難易度も高校受験とは全く違うので、受験する高校生本人が人生で一番の本気を出して誰に言われずとも毎日朝から晩まで机に向かわないと、第一志望などまず受からないし、下手したら滑りどまらない可能性だってあります。そこまでせずとも第一志望に受かったなどという話があれば、それはもともと実力に対して志望校を下げすぎていただけだと言い切れます。

私は大学受験はそれまで17年間の自分の殻を破って成長する絶好の機会だと思います。勉強というのは基本的には勉強量に比例して結果が出るし、その得られた結果はダイレクトに人生に返ってきます。部活をどれだけ頑張っても高校時代が一瞬充実するだけなのにたいして、勉強を頑張っていい大学にいけると、死ぬまでの人生が充実する可能性が高い。こんな絶好の機会、高校3年間の全てのエネルギーを注ぐ価値が無いと言える人はまさかいないでしょう。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp