月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

受験勉強の始め方、全部教えてあげます 2

 私が入塾面談のときに「部活やってるヒマないよ」というのは全員が全員というわけではなくて、その生徒が高1なのか高2なのかという時間の問題と、学力が高いのか低いのかという学力の問題を見て、判断しています。

が、実際初めて会った人間にそんなこと言われて、ハイわかりましたといって退部して勉強に専念する人などいません。

もちろん、自分の人生なのだから、自分の好きなように高校生活の時間配分をすれば良いと思います。一応、私は受験を成功する手伝いをするのが仕事なので、合格したいなら部活はちょっとね、という話をするのも仕事としてお伝えしています。

毎日ホールケーキを1つ食べる習慣がある人が「半年後までに10kgやせたいです」と言っていたら「まずケーキ食べるのやめようか」と言うのと同じ。あとはストレートに伝えるか、婉曲して伝えるか、伝え方は色々ありますが私はどストレート以外の投げ方を知らないのでそこはご容赦お願いします。

私の塾は「受験が最優先」をかかげていて、多かれ少なかれそれに同意する生徒が集まっているので、部活は途中でやめてしまう生徒が多いですね。別に私が忠告するわけでもなく、自分で時間が足りないと判断して、「辞めてきました」と教えてくれるパターンが多いです。あとは高1の4月から幽霊部員というアツい生徒も毎年います。

大学受験って確かに勉強は難しいんですけど合格しようと思ったらやることは決まっていて、学校の授業中はひたすら内職して、補習は全部欠席して自習時間に回して、英語は英文解釈を勉強して、数学は同じ問題を繰り返しといて、・・・と、普段ブログに何度も書いていることですが、この辺をそのままやってもられば学年で上位10%くらいには案内してあげられる自信はあります。ちなみに部活は学校の授業中1時間目から7時間目まで内職し続けられるか、青チャートの数学の問題を1、2回解けば解法を忘れないくらいの記憶力があるか、現実的な志望校を目指す場合には辞めないでもOKです。

ただ私に自信があっても生徒が信じてくれるかはまた別問題らしく(泣)、塾の生徒でもその通り行動してくれる生徒としてくれない生徒に別れてしまうのも事実。この辺は最近本当に無力感を感じます。レストランで3万円の料理を出してもらっても毎月食べずに残し続けるお客さんがいたら、シェフは頭を悩ませると思うんですが、そんな感じです。

それでも、その通り行動してくれる生徒は学力を爆上げするので、そういう生徒が学年に1人か2人でもいれば塾としての存在価値はあるかなと思って半ばむりやり納得してやっています。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp