月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

3学期はサボればよろしい 1

昨年見事に合格したKさん(知らない人は→五条高校からの大学受験 カテゴリー

に少し塾を手伝ってもらっていまして、仕事が終わった後に「こないだ蛙の解剖しました」という医学部生らしい話とか「浜松は中学受験でナントカ中学校に進んでから、浜松北高校、浜松医科大学に進学するのがエリートらしいです」という地元話を聞かせてもらっていたんですが、一番むくわれた話はこれ。

「3学期に学校の補習があるといったら、『3学期は普通学校にいかない、というか塾でやる』と言われました」

普段から、補習は休めとか内職しろと生徒に言う私ですが、正直いって言い続けるのってそれなりに疲れるんです。みんな学校に負けてしまって、欠席できないとか内職出来ないとなって、じゃあどうしようか、こうやって先生に交渉しなさい、とか次の手を打つことを考える。私からしたら、そんなの教師に対してキレて終わりだろう、なんでいちいち交渉に負けるのだ、そもそも日常生活で「あなたは平日の16時〜19時まで絶対に○○にいなければならない」なんて言われたら、法に触れやしませんか?学校なら許されるんけ?という感じなんですが、進学校の生徒は良くも悪くもまじめだから、私が入れ知恵しないでも勝手に話をまとめてくるたくましい生徒は案外少ない。ただでさえ無理めな第一志望を狙っているというのに、自分の時間を確保できないようでは合格なんて無理だろ、と思います、というか思いませんか?もちろん、合格に近づけさせてやるのが仕事なのでなんとかサボらせるべくアドバイスを続けますが。

私の塾生にはよく考えて欲しいのですが、卒業したら一切顔を合わせることのないただの他人もいいところである教師の言うことを聞いて、わざわざ合格を遠ざけて何の価値があるのか?死ぬまで付き合い続ける自分の人生を大事にしなさい。とにかく第一志望に受かることをやり続けよ。合格する人にとっての普通と、田舎にいて基本的には受からない公立高校生の普通は全く別物である。

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清須市の大学受験 相伝学舎
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