月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

3学期はサボればよろしい 3

 これは決して、私がとてつもない発展途上国にいって、「朝から晩まで踊ってるヒマがあったら金儲けせよ」といっているわけじゃないと思うんです。部活で高校生活を楽しみたい人に「部活より大学受験だろ」と言うつもりは全くありません。そこは、お金を稼げないでも朝から晩まで踊って楽しく暮らせたほうが良いという価値観を認めるのと同じで、部活を楽しむ高校生がいたってよい。

一方で、大学受験で合格したい人にたいして、補習を欠席して自習しなさいとか、授業を聞かずに内職しなさいということは、「手を洗わないとばい菌が身体にはいって危ないから、ちゃんと石けんで手を洗いましょうね」と啓蒙しているようなもの。絶対に、洗ったほうがいいじゃないですか。間違いじゃ無いことを教えている自信はあります。

でも、みんな普通に手を洗わずに素手でご飯を食べ続けるのでそれに対して「いやいや、手を洗おうよ」と言い続けるのは疲れるという話。「だって村長が『手は洗わないで良い』って言うんだもん〜」とか言われたら「もう、勝手にしろよ、ばい菌まみれになっちゃえよ」という気持ちに一瞬なります。高3のギリギリになって「先生、おなかいたいです」と言ってくる生徒がいて「だから言ったじゃん」以外に私は何を言えばいいのでしょう。

だから、冒頭のKさんの話で、浜松医科大学といったら河合塾偏差値で4科目65、センターボーダー85%ですよ、そんな大学で「普通、3学期は学校いかないよね」と言われたというのは、むくわれるわけです。やっぱり、大学受験で成功したいならそうだよなと思うのだし、実際に3学期に学校にいかずに合格したKさんがいるという事実に報われるんです。「手を洗おうね」と啓蒙してそれに納得した生徒が手を洗ったら病気にならずにすんだという話ですから。

この話で、今年の冬も私は乗り切れそうです。「3学期は学校いかないでいいからね」と、今年も生徒に伝えられそうです。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp