月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

○○したらわかるようになりました

高校になってから数学が出来なくなるのは、たいていの場合、公式や解法の意味を理解せずに機械的に計算を進めているからです。勉強不足を除けば、ほぼこの点に問題は収束します。

そういう生徒が入塾したら、もちろん公式と解法の意味を強調しながら教えていくのですが、私が実際に教える前にやってもらうことがあります。

それは、写経です。ある教材をひたすら1ページからノートに丁寧に写していってもらいます。最近入塾してもらった生徒にも、結構ハードな量をやってもらいました。200ページくらい。

問題を解くわけではありません。ひたすら、書いてあることを写すだけです。でも、これが効く生徒には効くんです。十数年前の私もそうでした。

寒い日に、電気ストーブにあたるよりはファンヒーターのほうが暖まるし、ファンヒーターよりも温泉につかったほうが身体の中からあたたままるような気がしますが、問題を解いてなんとなく理解するよりただひたすら写す方が身体の中に数学の知識が入り込んでくる、そういう勉強があるのです。

とかいうと、なんか宗教っぽいんですが、効果があるような「気がする」じゃなくてちゃんとあります。

写経を取り組んだあとにあるチャートの問題を解いてもらったら「1年前は出来なかったのに、写経したら意味がわかって出来るようになりました」と、その生徒が言っていました。宣伝向けのいいコメントなので、blogでも紹介します。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp