月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

黒染めを強要するのが問題なら補習強制もアウト 3

で、大切なことを言います。

先日高速道路の追い越し車線に停車させられて後ろからトラックに衝突されてしまったという痛ましい事件がありましたが、変な人が居たら近づいてはいけないというのがあの事件の教訓です。思い切って言わせてもらうと、姿形は同じ人間でも頭の中身があまりに違うので違う生き物なんじゃないかという人が世の中には居ます。そういう変な人とはいくら話し合ってもほぼ別人種なので、わかり合うことはありません。だから、変な人がいたら近づかないのが一番です。

それと同じで変な高校には近づかないのが一番。入学したあとで「あなたの言い分はおかしい」という風に正論を語ったって、ダメなんです。別人種だから話し合いにならない。公教育というのは画一化を目指すものであって、どれだけ道徳の時間に「みんな違ってみんないい」的なことを学んだとしても、そんなのタテマエで本音では「学校の言う通りにしろ」という場なのです。生徒が自分にとってベストである道を進みたいという多様性を認める場ではありません。多様性を求めることが間違いです。

だから清須市に塾を開いちゃった私もアホでした。自分から変な高校の近くに塾を開いて、わーわー騒いでいるわけですから、そんなに騒ぐなら近づくなよという話です。でも、さすがにこんなにひどいことは予想できなかったし、気軽に移転できるほど余裕があるわけでもありません。

私のことはさておき、私がわざわざ高校の実態をblogでぴーひゃら書き続けているのはこれから高校受験を迎える中学生とその保護者のかたに向けてのことです。入学前ならまだ何とかなります。みなさんのご子息ご息女が、個人の自由意思の尊重されない高校で3年間過ごすことに本当に価値があるのかどうか、よく考えてください。

管理教育に預けるかわりに塾に来て欲しいから言っているのではないかと思う人もいるかもしれませんが、私の塾はそこまで経営に困っていません。厳しい高校を選ばない変わりに自由な高校にいって木村の塾に通おうという生徒なんて今までいないし、来てくれることを期待してもいません。塾選びでみなさんが重視するのは私の主義主張ではなく、学力が上がりそうかどうか、ただその一点です。

私がこの問題を取り上げる根底にあるのは、この2年間で教えた百人に満たない生徒や保護者のかたから聞いた話だけでも相当な苦労をしている生徒が何人もいて無視できないこと、そして将来そうなる生徒がblogでの情報発信によって一人でも減れば嬉しいということです。

苦しんだ人のなかにはその実情を伝えたいと思っている人もいるでしょうが、いちいち実名でblogを書いて情報発信するリスクをとるなんてハイリスクノーリターンです。かといって匿名で適当な掲示板に書いたって、単なるヒマ人の書き込み以上の意味を持つことはありません。

私にもリターンはありませんが、元々実名で情報発信をしているのでリスクが極端に上がるわけではないから、知ってしまった以上は伝えていく必要はあると思って書いているというわけです。普段から高校生を相手に勉強を教えているので信憑性もそれなりに感じられるでしょう。

危ない人は話しかけない、近づかない、目を合わせない。これだけで多くの危険を回避することが出来ます。感謝して先人に学びましょう。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp