月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

テスト結果の差はたぶんこれでしょうね〜

昨日の数学テストは授業が1時間余ってしまったので予定していた三角関数のテスト(10分)に加えて数IAのチャート例題レベルの問題を追加したいわゆる抜き打ちテストだったんですが、抜き打ちテストで計算ミス無く100点って結構すごいんですよ。どれだけチャート例題を演習してても、二ヶ月三ヶ月たつと解き方を忘れる生徒のほうが多いですからね。二ヶ月前、三ヶ月前にやったことでもちゃんと覚えていて、かつ計算ミスもないというのは誰にでも出来ることではありません。

私の塾ではチャート例題を全て解説するので、頭の良し悪しというのはほとんど関係なくて(チャートは自分で読むには難しいが説明されれば普通理解できる)、それを復習して覚えるか覚えないかで学力の差がつきます。授業中に生徒をさして「こういう式を見たら、何を考えるの?」と聞いたときに、私が数ヶ月前に教えたことを思い出して答えられるかどうか。「三項間の漸化式を見たら?」→「α、βを用いて最終的に寄せたい形を作る」とか、「文頭の接続詞をみたら?」→「(S+V), S+Vの形を予想して従属節がどこで終わるか、主節はどこから始まるか考える」とかね。

習った直後は出来るけど・・・、という生徒もいると思います。しかしそれは誰でも一緒。ネコだって3日は覚えてます。3回復習して解法を覚えたら、4回目にやっと解法の意味が見えてきて、5回目に解答の全体の流れの意味がつかめてきて、一つの問題を理解することに近づくんです。問題を解く回数を重ねるにつれて「ああこういう意味か」という感動を迎えて、血肉になっていくわけです。そこまでいけば、よほど期間を空けない限り忘れません。

「同じ問題を繰り返し解いて身につける」という王道中の王道と言っても良い勉強方法さえ知らない高校生が多数派ですから、それを知っている幸運に感謝して頑張ってください。みんなの同級生は、クリアーとか4STEPとかをテスト前に1、2回やって、1週間後に解法を忘れるという中学生と変わらぬ勉強を強いられているのですから。


清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp