たとえば、二次関数で判別式Dというものがありますが、それを「b^2-4ac」とだけ覚えたとしましょう。解が何個あるでしょうか?という問題にたいしては、b^2-4acに当てはめて正とか負とか調べれば良いんですが、
y=ax^2+bx+c>0が常に成り立つa,b,cは? (*)
という問題になったとき、これはD<0を解けば一発で解けてしまうんですが、「なぜ y>0 なのに D<0なの?」みたいな疑問を持っちゃうんですよ。意味が分かってないと。
それで、二回、三回解いてみても意味がわからないので昨日の教え通りとりあえず放置してみましょう。
すると、次に判別式Dを勉強したときに、「ああ判別式Dってこういう意味だったのか」という発見があって、さらに(*)の問題を解いたときに、なるほどね、となる。
参考書の後ろのページを理解したら前が分かるとか、前を理解したら後ろが分かるとか、そういうのがいくらでもあるんです。だから繰り返しが大事なんですね。