月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

それって合理的にみえるけど合理的じゃない

たまに、「うちの学校の先生は模試重視で・・・」という話も聞くんですが「だから模試前になると、模試の過去問題いっぱいやるんです」という、ちょっとそれ違うだろと突っ込みたくなる光景もあるようです。模試に最適化してどーすんねん。

これって、毎日タバコ1箱吸って晩酌している人が、健康診断の1週間前だけ禁酒禁煙して健康診断の数値だけちょっと良くしよう、みたいな滑稽さがあります。その数値のごまかし、意味なくね?というか問題を見えなくするだけでは?

模試に傾向があるのか無いのかしりませんが、仮に傾向があるのだとすればその対策によってゲットした素点10点、偏差値+5というのは全く意味がないし、なんなら実際の学力が分からなくなるので、学力を客観的に測定したいという模試本来の役割から離れていってしまっています。仮に傾向がないのだとすれば、模試対策なんてしなくていいから毎日の日課を進めることに集中すべき。解いて「ああ間違えた」とか「あってた」とかいう勉強って学力にならないんですよ。2回、3回といて「ああ意味が分かってきた」からが学力です。

清須市に大学受験の専門の塾があるよと聞いて「高校で対策いっぱいしてくれるのになんで?」と思う人もこの地域にはいっぱいいらっしゃると思うんですが、そもそもすでに実証済みの勉強方法を私が高校時代に塾で習って自分でやって実証済み、その後他人にやらせて実証済み、という効率的な勉強方法を教えているのが塾であって、その勉強方法や授業方法を毎日「もっと上手く出来ないか」と研鑽しているわけですから、まったく違うのです。少なくとも、模試対策に時間を使うことはありません。我々大人にとっては残された時間は40年くらいあるように感じられますが、高校生にとって残された時間は最大で2年10ヶ月なのです。生徒も生徒で、そんなくだらない時間の使い方に付き合うなんて無駄だとちゃんと判断してくださいね。


清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp