英字新聞というのを購読しはじめてみました。
Japan Times STです。
結構、面白いです。問題集に出てくるようなあまり面白みのない生真面目な感じの話題ではなく、旬な時事ネタなので英語「を学ぶ」というより、英語「で情報を得る」、という感じがします。「断食に挑戦してみた。断食が終わって初めて食べたスープの味が忘れられない」という、日本語で読んだらクソつまらんエッセーだって、英語で読むと「ああ、そうなんだあ」とやたら感心してしまいます。
この新聞、「なんだこれ?」という単語は、たいてい単語訳が乗っているし、なんなら文法の解説もあるので勉強にもなります。「この単語、意味分からないけど多分○○的な意味だろうな〜」と思って単語欄を見てみると、推測のトレーニングにもなります。
でもこれ、正直受験生にはお勧めできません。それなりに英文の構造が難しいので、単語の意味が分かっても意味がとれない人が大半だと思います。構造の難易度的には速読英単語の必修編くらいですが、速単の必修編って高3でも読めない人ばっかりですからね。
英語学習においてほとんどの受験生にとって多読など不要だと私は考えています。多読して読解力が上がるのは、英文を精度90%くらいで正確に読めるようになってから。それまでは、英文が読めてないのに長文を頭に流し込んだって、時間の無駄です。文法の問題集を10問解いた方が得点につながるでしょう。