月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

ひたすら内職して自習せよ 3

自習を推奨する塾がなぜ授業をやるのか?

そもそも木村理論でいったら塾不要じゃねーの?

という疑問にこたえます。

私は生徒の学力を最大限のばして、生徒たちが同級生をごぼう抜きする姿を見るのが好きです。で、それを実現するために、起きている時間は自分のやるべき参考書を取り組んで欲しい。

しかし、いつどのタイミングでどの参考書をやればいいのか、しかもどうやって?という問題をクリアしないと、自習によるごぼう抜き計画というのは「賭け」になってしまう。たとえば高校生が本屋さんにいって、自分に必要な参考書を買うことが出来るのは本当に確率の問題と一緒で、参考書の総数=100、そのうち必要な一冊を選ぶ選び方=1で、求める答えは1/100。さらに、その参考書に適切に取り組める確率が1/3くらいだとすると、1/300になりました。これだったら、学校の言う通り勉強やるのとそう大差がありません。

一方、生徒にいくつか問題に取り組んでもらえればおおよその学力の検討はつくし、3ヶ月も授業で教えれば、授業中に解かせる問題の採点をつうじて生徒のことは理解できます。

そうすると、今の段階で何に取り組ませたらいいのかというのを過去の自分の経験や、過去の生徒の事例からいって選ぶことができる。しかも、その正しい取り組み方も教えられます。

たとえば青チャートだって、「例題だけやる」「例題+練習問題をやる」「例題+練習問題+エクササイズをやる」ですでに3通り。それぞれ必要な時間が全然違いますし、さらに「いきなり解く」のか「最初は写す」のか、「2週目も例題を解く」のか「2週目は練習問題をやる」のかで、さらに分岐していく。

10人の高校生に「青チャやれ」と言って放置したら、10通りのやり方が見られますよ。

でも参考書には使い方がちゃんとありますから、それを丁寧に教えていきます。

実はこういうのは自分で試行錯誤していけば見つかるというのも事実なんですが、それをやってたら高校3年間じゃ足りないんですよ。間に合わせるためには「これが一番効率的」というのを先に教えてあげないといけません。

以上の背景から、私の授業には、生徒の学力の向上度合いを判別するリトマス紙的な側面を持たせています。

 

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp