月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

行動観察

生徒を見ていると、教えた通りにスパっとやり方を切り替えていくタイプと、今までのやり方が抜けないタイプで分かれます。まあ厳密には0,1で別れるというより、この二軸で考えて切り替える寄りなのか、抜けない寄りなのか、0〜1の間のどこかに属するイメージです。

何が違うのか?

もちろんいくつか要因はあると思いますが、その一つとして、今までのやり方が抜けない人は「やり方を変える=自分を否定する」みたいな等式が意識か無意識か働いているのではないか。

勉強というのは物心ついたときからずっと取り組んでいるもので、高校受験を経た16、17歳の人間にとってはある程度自分のやり方が身についています。塾というのは、私の知りうる最も効率的なやり方を教えていく場なので、基本的にはやり方がガラッと変わる生徒がほとんどです。

そこで、「今までこのやり方で高校受験も乗り切ってきたのに・・・」という意識が心のどこかで働いているのではないかというのが私の一つの予想。

では、ドラゴンボールの歌のように「頭空っぽのほうが教え方詰め込める」のかというと、そういう傾向はありません。

勉強を何もやってこなかったから、教わった通りに出来るという人もいれば、出来ない人もいます。

逆に、一宮高校の生徒みたいに中学時代に自分のやり方を完成させたであろう生徒が私のやり方を受け入れることを拒むかというと、そういう傾向もありません。

フタをあけてみないと分からない、くじみたいな現象です。まあ予想できたところで、何も出来ないし、だから何っていう話なんですが、人がどういう基準で行動しているのかを考えてみるのは興味深いですね。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp