月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

まずは数学!

今日、高1の入塾希望の面談で「英語と数学どちらが優先か?」という質問があって、「数学」と即答しました。その生徒が理系志望ということもありますが、文系でもどちらかと言われたら数学。大学入試というのは数学に始まり、数学に終わる、はさすがに言い過ぎですが、「数学に始まり」というのはあると思います。

とにかく入試が難しいです。まずセンター試験。センター試験というと、甘く見ている高校生もいますが、普通に難しいです。数学IAの平均が60点、これはまあ常識の範囲ですが、数学IIBは毎年50点台が平均点です。高校3年間頑張っても50点とれない生徒ばかりだということです。センター試験の数学はよく練られていて、数学をちゃんと理解していないと得点出来ない問題なので、そうなるでしょうねという感覚です。

センター試験でこんな具合なので、国立の二次は普通の高校生には「3年かけても到底解けない」と思っていたほうが良いです。特に旧帝大や早慶理系などは、高校生にとっては「誰がこんなん解けるんだよ」っていう感じで、高3の秋くらいに泣きたくなるレベルです。

まず、多くの高校生にとって「難しい」と感じる青チャート。これは難関大の数学においては解けなきゃ話にならない基礎という位置づけになります。青チャートの例題は一瞬で解法が思い浮かんで、問題を解く道具として身につけておかないといけません。

その道具を2−3個組み合わせて解く問題が難関大の数学です、くらいだったら良かったんですが、青チャートよりさらに難しい参考書の例題まで追加で道具として使えるようになっておかないといけません。一宮高校で数学がバリバリ得意なら高3に上がるまでに身につけられますが、庶民にとっては入試当日までに身につけられるかどうか。

演習不足で入試に挑んでいく公立高校生が多いんじゃないでしょうか。

とにかく数学は時間が足りません。このブログを見ている高校生も、勉強のやる気がでねーなと思っても数学だけはやっておきましょう。というか他の科目の勉強時間をゼロにして、全てを数学に注ぐくらいをおすすめしておきます。

清須市の大学受験 相伝学舎
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