月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

勝てば官軍 2

大学受験でも合格最低点に乗った人と、1点でも足りずに落ちてしまった人だと見えかたが変わります。私なんかは仕事柄生徒のことをよく観察しているので頑張っている生徒がたとえ不合格でも、結果は残念だったけどきっと大学生から先も上手くやっていけるだろうなとか思うこともありますが、高校の同級生とか担任くらいの距離感からだとなかなかそうは見てくれないでしょう。

とくに私の生徒は、学校の授業は内職しまくって補習も欠席して、孤軍奮闘のように一人で第1志望に向かっていく生徒が少なくないので、そういう生徒をみると本当に応援したくなりますね。受かりゃいいですけど、ダメだったら「だからダメなんだよ」と同級生とか担任から見られるリスク背負ってるわけじゃないですか。まあ、そんなの長い人生で見たら全くリスクではないんですが、小学生のうちから「みんなと同じことをする」というのを我々は刷り込まれているわけで、誰にどう思われようと自分の受験を優先するなんて普通はビビってできないし、私が「自習が一番学力をあげる」とこれだけ主張して、実際にそうやって合格する塾の先輩の姿をみても、そもそも信じないですからね。集団心理って本当すげえなと思います。

だからこそ、他人の目線などおかまいなしに孤軍奮闘する生徒をみると超やる気がでるんですよ。なんとかしてこの生徒を志望校のレベルまで上げるアシストが出来ないかなって考えますね。でもそういう生徒はたいていかなりのレベルまで学力を上げているし、そこから更に上げようとしたら結局自習以上のことは無くて、あとは生徒を信じて放置するくらいしか残されていないんです。授業の準備に力が入るのと、答案の添削に愛情込めるくらいですね。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp