月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

こう時間を使え

お金の話をされても、毎月を小遣いでいきている高校生にとっては何のことやらわかりませんね。では、お金のかわりに時間について考えてみましょう。

時間であれば大人も子供も、1日24時間が平等に与えられています。大人は月に10万円つかえて子供は1000円しか使えないみたいな、格差がありません。

与えられた24時間を何に使っていくのかもまた、手持ちのお金を何につかっていくのかと同様、その人の人生を表します。そこそこの公立進学校の生徒ならば、3年間努力するとたいていの大学は視野に入ってきます。一方、3年間何もしなければFランくらいしか進学先がありません。Fランか難関大かだと、ずいぶん人生が変わってきます。

その進学先を決めるのは、その人の時間配分です。

時間配分というと普通は「空いた時間で何をするか」と考えがちですがこれだと人生を左右するほどのエネルギーは持ちません。時間配分というのは、起きている18時間くらいを分母に考えるものであって、放課後の8時間を分母に考えるものではないのです。

この辺の高校生は普通、学校で授業を受けて、放課後に補習を受けて、土日には宿題をやって、という生活をしていますが、そうではなくていったん自分の時間割を真っ白にして、そこからどうやって時間を使おうかと考えるのです。

これはとても難しいことです。まず、中高生には大切なことを「決める」という経験が乏しい。そもそも人生を十数年しか生きていないというもありますが、基本的には自分で考えて決めるなんて綺麗事よりも、周りから浮かないで生きて行くことのほうが考え方の様式として頭に染みついていますから。

誰かに決めてもらうほうがラクです。たとえば私の夏休みは毎年激務ですが、やると決めてしまったことを予定通りにやるのは簡単。やるだけですからね。それより、毎年の夏休みの時間割を決める方がよっぽど大変です。でも、時間割というのは大事なことなのでちゃんと自分で考えて決めないとダメですよね。

時間の使い方というのは自分の人生そのものですから、そこの判断は他人に任せるんじゃなくて自分でやらないと。

 

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無頼伝 涯 1

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