月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

アシストしかできない

塾では数学も英語も授業で教えていまして、それはそれでちゃんと復習して身につけて欲しいんですが、たまにする個人面談のときに「こうやったら学力伸びまっせ」というアドバイスをするので、それを無視しないで欲しいなと思います。個人面談のときじゃなくても、授業時間の前後で相談にのっています。

学力の伸び悩む原因を考えてその対処方法をアドバイスするというのは、病気の原因を考えてその対処をする医療と似ています。しかし医療のほうは直接的に治療できるのに対して、勉強はアドバイスを与えることが限界で、それをふまえて勉強するかどうかは本人任せにせざるを得ません。

とくに私は宿題を与えるのが嫌い。高校生にもなって宿題を消化するような人が嫌いだというのもありますし、赤の他人の自分で考え判断する機会を失わせる行為をする権利などないとも思ってます。

なので結局は「次に○○をやったらいいよ」とか「あなたの悩みを解決するのは○○だよ」というアドバイスを渡すまでしか出来ません。

仕事としてやってますから、その通りにやってもらえればたいてい学力はアップします。私自身の経験と、過去に教えた生徒の経験、そしてアドバイスを与える生徒の学力をよく考えて「これやろうぜ」という話をしています。

ただ残念ながら、そういうアドバイスが華麗にスルーされることもあります。無念です。水辺に馬を連れていっても、馬に水を飲ませることまではできないのだよなあと結論づけるほかありません。

サッカーで言えば「あとはゴールキーパーと一対一だから落ち着いて決めるだけだ」という状況を作るようなナイスパスを出しますから、生徒諸君は落ち着いてきめてください。学校では得られないそういうナイスパスをもらう権利を、月謝を払って買っているのです・・・。

 

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp