月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

ナイスパスの作り方

インターネットで誰もが情報を発信している時代なので、ありがたい勉強方法やとても役に立つ参考書の情報は、検索すればすぐに手に入ります。

なので、わざわざ私があれしようぜとかこれやろうぜと言わないでも、勝手に自分で調べて判断する生徒もいますし、塾や予備校に通わない高校生のなかにもそうやって調べている人が多くいるでしょう。

ただ、自分で調べてナイス判断するのはとても難しい!私も高校時代に2chの受験板のスレを調べてやったことがありましたが、上手くいきませんでした。そのときはたしか「初学者は理解しやすい数学から始めろ」みたいな情報をゲットして、取り組みましたが・・・。こりゃ多分ダメだと思って、すぐに数学がめちゃ出来る同級生の通う塾の門を叩きました。

なぜ参考書を自分で選ぶのが上手くいかないのかというと、自分が取り組むべき参考書の判断には色々な基準が必要なのに、それらを全て無視しているからです。

 

・その生徒の学力がどの程度か

・その生徒の志望校のレベルとその科目の重要度(配点)はどの程度か

・その生徒はどの科目を得点源にするのが望ましいのか

・今取り組んでいる参考書がどの程度身についているか

 

などを観点に考えて判断しないと、ナイスパスは生まれません。

以上のことを考えずに「アマゾンの評価がいいから」とか「東大生のブログにオススメと書いてあった」という理由で、ぴったりの参考書が選べるでしょうか?

もし自分で参考書を選ばざるをえない状況にある高校生がいたら、その参考書をオススメしている人が受験生時代にどのくらいのレベルだったのか推測してみるとちょっとは精度が高まるかもしれません。

たとえば開成とか灘の生徒がオススメといっても、普通の高校生にとって参考にはしづらいですよね。プロ野球選手の練習メニューを、その辺の高校生が出来るかと考えてみてください。

だから地方の公立高校の生徒がネット上の情報を参考にしたければ、同じくらいのレベルの高校出身の人が書いているかどうかを一つの基準として考えてみたらよいです。

でも当塾の生徒は、そんなことを考えないでも私に相談してもらえれば考えますから、聞いて下さい。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp