「先生の解説は接点をtとおいてますが、チャートだとaと置いてたりするじゃないですか。どっちでもいいんですか?」
という質問がありました。なかなか良い質問です。数学的にはどっちでもよいのですが、ここは「接点は、昔からtと決まっているのだよ」と優しく諭してあげるのが、大学受験の数学を教える人間の勤めでしょう。
チャートが接点をaとおいたりpと置くのは間違っています。接点はt以外ありえません。接点といえばtだし、tといえば接点なのです。接線がらみの問題は接点をtとおけば、たいてい解けてしまいます。それだけ"t"にはパワーがあります。でもこれがaとかpと置いていたら、解けるかわかりません。