月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

生徒の学力をどう把握するか

塾では授業を教えるとともに、普段の自習内容を個別で考えて指導しています。年に数回面談をするタイミングで微調整したり、生徒が相談に来ればその都度考えます。

といっても高1の前半に入塾の場合は高1から高2の前半くらいまではだいたい皆同じで、数学の出来がよければ普段のチャート演習に一対一対応をプラスしていくかどうかという判断です。

高2後半から、高3にかけてはバラツキが出てきます。生徒が本気でやるやらないは別として、それぞれが語る第一志望の合格最低点をとるために何が必要なのかを考えいます。

判断のために参考になるのは2つで、普段授業中に解いてもらう演習の答案と、模試の結果です。

英語の授業では毎週かなりの量の和訳を解いてもらいますし、数学も10分程度ではありますが問題を解かせて、すべて私が答案を採点しています。模試とか定期テストの答案も参考にならなくはないんですが、他人が作ったテストの答案を見るよりは、私が自分で作ったテストの答案を見る方が、生徒の学力がだいぶ見えてきます。

毎回のテスト答案の採点というのは毎週の瞬間の学力の観測で、模試の結果というのは数ヶ月単位の学力の観測と言えます。模試の結果を見るのは、毎週の勉強がちゃんとはまっているのかの答え合わせのようなものです。

ただ、大学受験の勉強は2-3ヶ月頑張ったくらいで劇的に数字が変わるということもないので、ある程度長期的に変化を観察していくことが重要です。生徒や生徒保護者が模試結果をみると「前回から変わってない!ダメじゃん!」みたいに一瞬で沸点に達してしまうケースがあるので、生徒や保護者のかたは模試をみて、やり方を変えようとか判断しないで下さい。

私は生徒から模試結果をもらっても、あんまりコメントしません。あとでじっくり数字をみさせてもらって、学力を把握することに努めています。コメントしないからといって何も考えてないわけじゃないので、生徒諸君はちゃんと提出してください。

もちろん、模試結果をみて相談したい場合には、 私が席にいるときにいつでも話しかけてください。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp